名探偵ニコリの事件簿2019 ブラッディウルフ ~博物館の怪しい影~ 第2話
名探偵ニコリの事件簿2019
ブラッディウルフ
~博物館の怪しい影~
第2話 事件編 その1
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プロローグ編にて、ミステリーナイトは「事件編」「捜査編」「解決編」の三部に分かれると書いた。
ここからはこの部単位で僕の行動内容を書いていこうと思う。
まずは事件編からである。
PM 9:00 事件編開演
開演時刻の午後9時を迎え、ステージ上に一人の女性が登場した。
ミステリーナイトの司会者・岩本さつきさんである。
毎回彼女の歓迎のあいさつ、そして今回の事件に関する簡単なあらすじ紹介を経てからミステリーナイトは始まる。
彼女の
事件編開演です!!
の宣言で会場の灯りがゆっくりと落ち…
ついに事件編開演!
令和初のミステリーナイト開幕である!!
今回の事件のあらすじはこちら。(公式サイトより引用)
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K県、旧Y財閥の高原リゾートに隣接した博物館。
地元や日本・海外の絶滅種や絶滅危惧種に特化した、事物・学術資料・美術品等を展示している。
また、博物館に併設された研究所では絶滅種の研究をしており、
生物学界からも注目されている。
まだ昭和の時代、この博物館に関して不穏な噂が立ったことがある。
「見たこともない動物を博物館の近くで目撃した!」その噂はマスコミに取り上げられ、
多くの取材陣が押し寄せたが、結局のところ見聞違いであると話は落ち着いた。
しかしいまだに地元では、「あの博物館は、絶滅種復活の研究をしている。
研究途中の動物が逃げ出したのだ」と都市伝説のように囁かれている。
昭和が終わり、元号が平成から令和と改められ、新しい時代が始まった2019年夏。
博物館で現代とは思えないような惨劇が!
謎に包まれた事件は、世間を震撼させることになる!!
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さらに今回は、この旧財閥が再編成されて誕生した巨大グループの会長が死去し、その遺言を巡る骨肉の争いが起こってしまう…?という要素が加わる。
なんだか犬○家の一族とバイオ○ザードを足して2で割ったような
ストーリーだなあ(^^;
そう思いながら観劇開始。
ここで事件編鑑賞にあたっての注意事項を説明しよう。
ミステリーナイトにおいては、劇は一度しか上演されず、さらに録音・録画・写真撮影は一切禁止されているため、事件を捜査する過程で事件編の内容を再確認することはできない。
そのため、事件の捜査にはメモを取ることが必要となる。
観劇しながら注目すべき場所についてはメモを取る、というのはミステリーナイトならではである。
しかし、気になる点は次から次へと現れ、また、会場は非常に暗いため、なかなかメモを取ることはままならない。
だが、ペンライトなどの灯りを使ってメモをすることは厳禁である。
そのため、どちらかというと…
記録よりも記憶
が大切となる。
探偵としての記憶力を頼りに推理を進めていこう。
しかし、ミステリーナイトは近年、舞台演出にも力を入れている。
演劇の内容はもちろんのこと、大規模な舞台装置、大道具、小道具の数々など、どれ一つとってみても
通常の演劇となんら遜色のないものとなっている。
また、今回は冒頭にある方法で「ブラッディウルフ」とタイトルも表示する演出がとられている。
こういった演出にもぜひ注目して鑑賞してほしい。
そして物語は進んでいく。
会長が死去したこと、その遺言の内容が、後継者の座を狙う者たちにとって不満のある内容であったために巻き起こる骨肉の争い。
その争いと無関係のところで行われるとある研究所で行なわれるマガミオオカミと呼ばれる幻のオオカミに関する研究。
そして相次ぐ謎の凶暴な動物の目撃証言。
遺産相続に関して遺言を管理する法律事務所から派遣された弁護士秘書は、このリゾート地を包む重苦しい空気を肌で感じることになる。
しかし!そんな空気を払拭する思わぬ事件が!!
冒頭序盤でこんなやり取りがあった。
研究所所長(演者:樋渡真司(ひわたし・しんじ))が弁護士秘書(演者:佐野バビ市(バビッチと読むよ))に研究所を案内するシーンがあるのだが…
所長「これは60万年前に録音されたデータです」
秘書、しばしの沈黙ののち・・・
「60年前じゃないの!?
60万年前のものは録音なんてできないわよ!!」
なんと!樋渡さんがいきなりセリフを
間違えたのである!!!!wwww
もう25年ほどミステリーナイトに出演しているベテランの役者さんが、ある意味NGが許されない舞台演劇にてとんでもないミスをしてしまったのだ!!!!
しかし!これほどのことでは彼は動じなかった。
所長「…60年前と言いましたよね?」
何事もなかったかのように演劇を続ける樋渡!!!!
秘書「言ってないわよ!!!!」
ごまかしてんじゃないわよと言わんばかりのツッコミをいれるバビ市!!!!
この一連のやり取りに会場は大爆笑wwww
ミステリーの雰囲気はぶち壊しになってしまった感があるが、このグダグダ感もまたミステリーナイトの魅力である!!
…と、何のフォローにもなっていないフォローを入れておこう!!wwww
…しかしこの翌朝、さらにとんでもない「事件」が起こることになろうなど、僕とその他の探偵たち、さらには出演者やスタッフたちも全く思いもよらぬことであった…
意味ありげなことを書いているがすべては解決編で明らかになる…!
話を元に戻そう!!
遺産相続争いやかつて研究所で起きたある事件の記録など、様々な思惑や過去が複雑に絡み始めた物語は次第に張り詰めた雰囲気を帯びていき…
やがてある人物が姿を消してしまった…
いったい何があったのか?
行方不明者を捜し、ある場所へ赴く一同。
そして…
ついに恐るべき事件が発生!!
それは状況から考えて人間の所業とは思えないあまりにも凄惨なものだった!!
いったい何が!?恐怖におののく一同。
しかしそんな中、更なる事件が発生!!
はたしてこれは
血に飢えたオオカミの
なせる業なのか!?
それとも…?
第3話 事件編その2に続く。