シネマパラダイスは絶賛上映中(前編)

かねてからいっておりました推理パズルの裏話について
ようやく書き始めます。
第1回目は初めて掲載された推理パズル
「シネマパラダイスは絶賛上映中」です。

本作品は2003年冬に発行されたニコリ105号に掲載されたものです。
とある劇場でアルバイトをしている2人の女性の話から、
現在上映中の6本の映画のタイトルと主演俳優の名前、ジャンル、上映時間、そして
館内でのアンケートで決定した人気順位を当ててください、というものでした。
以下、推理項目の設定についていろいろとお話していきたいと思います。
お手元に本誌105号をご用意しながらこの記事を読むとよりいっそう楽しめると思います。


本誌の準備はよろしいですか。それでははじめましょう。

まず、登場する2人の女性ですが、映子さんと美枝さんという名前になっております。
この「映子さん」ですが、「えいこ」と読むのではなく、
「あきこ」と読むのです。
この2人の名前は人気映画、007シリーズで日本が舞台になった
007は二度死ぬ」に出演された若林映子さんと浜美枝さんからとったものです。
名前には振り仮名をつけておくべきでしたね。

つづいて映画のタイトルです。
これはほぼ思いつきです(笑)。ただし、中には有名な物語のタイトルをもじったものもあるのです。
「月夜の杯」というのがありましたが、この杯は、英語で「ゴブレット」といいます。
最近この単語が付く映画が大ヒット上映中ですね。
それから「冬の空」というものもありましたが、この元ネタは分かりやすいのではないでしょうか。

最後に主演俳優の名前です。
これは日本でも結構浸透している名前をいくつか組み合わせて使用しました。
ただ、レオ様はちょっと古すぎでしたかね。

難易度はタラちゃんマークで、マトリックス表のサイズは見開きで24マスです。
作品にあわせたキャッチフレーズも、ニコリたちがスクリーンで大冒険を繰り広げている
かわいらしいイラストも魅力的でした。

以上が推理項目の名前の由来でした。
さて次回ですが、106号に掲載されたパズルについてお話しする前に、
今回紹介したパズルの「裏設定」なるものについてお話したいと思います。
次回をお楽しみに!