ミステリーナイト2006 龍(ドラゴン)は赤い月を抱く その3

3日間にわたってお送りすることになってしまった(笑)
「名探偵ニコリの事件簿!?」捜査報告もいよいよ今日が最後である。
だらだらと書き連ねた文章に付き合ってくれてありがとう。
もう少しだけ付き合ってくれたまえ、ワトソン君(笑)

午前7時 起床
セットした目覚ましの音で目を覚ます。
結局は睡眠というより仮眠といったほうがよさそうである。
とりあえず着替えて朝食を。
前日の夕食と同じく、34階にて食事である。
外は相変わらずの曇り空である。
青空をあきらめてパンや目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、サラダなどを適当に皿に乗せ、
「いただきます」

午前8時30分 開場
昨夜と同じ席に座り、解決編の上演を待つ。果たして事件の真相は、そして栄えある最優秀探偵の栄冠は誰の頭上に輝くのか!?
そして名探偵ニコリは、今年から新設された「最優秀新人探偵賞」を勝ち取れるのか!?

午前9時 開演
ついに事件の真相が明かされた。
「僕の推理通りだ!」と思ったところもあれば、
「なるほど、そういうことだったのか!」と思うところもあった。
しかし、劇だけでは全ての謎が解き明かされなかった。
「おい、この手がかりが示すものはいったい何なんだよ!?」
と心の中で突っ込んだ(笑)

午前9時30分 模範解答発表&表彰式
司会者の岡部さん再登場。
いよいよ皆さんが待ちに待った表彰式である。
その前に模範解答の発表がある。
これを聞いてようやく全ての謎が解けた。
「そういうことか~」の連発である。
一方で「やっぱりそうだったのか~!!」と悔しい反応もした。
上演前の僕の予想や観劇の最中に気づいた不審な点は、やはり事件の真相を導くものだった。
これで大幅に点数をもらい損ねたことだろうと、激しく後悔した。
この後悔の度合いについては後でもう一度書くことにする。
ちなみに回答数は329件であった。このことからもイベントの人気の高さが窺える。

そしてここからトップ10入りした優秀な探偵たちの表彰が始まる。
今回は78点が10位だった。同一点数の探偵たちが多くいたのには驚いたが、
それよりも、各順位ごとに用意された賞品、特にトップ5がすごい!
ホテルのスイートルーム宿泊券や食事券がもらえるのである!!
太っ腹だなぁ!!!

第2位まで発表したところで、今年から設けられた最優秀新人探偵賞の発表である。
司会者が「今年初参加の方はどれくらいいらっしゃいます?」という質問に対し、
手を挙げたのは、僕も含めて20数名である。
ということはだ。新人探偵は全体の6%である。つまり残り94%はリピーターということなのだ!!
ほとんどリピーターじゃねぇかーーーー!!!!
屈強な(?)探偵たちの名推理に僕の推理が及ぶわけが無く、当然のごとくトップ10には名前は入っていない。
最優秀新人探偵賞にほんのわずかの希望を抱いていたが、「68点」というスコアを聞いてあきらめた。
無理だ!!
この賞を獲得したのは山口から来た僕と同年代と思われる青年だった。
話を聞くとこの青年、なんと一週間前に参加を決めたのだそうだ!!
なにぃっ!!??
どうも本来行くはずだった人が急に参加できなくなったので代理で参加したというのだ!!
これで最優秀新人探偵賞を持っていかれたら、1ヶ月も前から参加を楽しみにし、
金田一少年で謎解きの予行演習をした僕の苦労はいったいなんだったというのだーーー!!!???

その副賞もすごかった。新人探偵賞を取ったということで思いっきり舞い上がっちゃってください!!
ということで、ペアで沖縄旅行ご招待だというのだ!!!!
表彰した九十九さんは言っていた。
「本来参加するはずだった人とけんかしないでね!」
まぁ何はともあれ、おめでとう!!仲良く沖縄旅行を楽しんできてください!!

この後はダブルチャンスということで、惜しくもトップ10入りを逃した方々の中から
抽選でプレゼントがあった。
リピーターにはリピーターの、そして新人探偵には新人探偵のプレゼントがあった。
新人探偵には、50点以上獲得した前途有望な探偵たちに抽選でプレゼントが手渡された。
全部で7人だそうだ。名前が読み上げられていくが、みな女性たちである。
一つ書き忘れていたが、トップ10は女性が多かった。やはり女性は細かいところに目がいくから
鋭い推理ができるのだろうか。
そして新人探偵ダブルチャンス最後の一人は・・・
「名探偵ニコリさん!(注:実際は本名が呼ばれてました)」

ええぇっ!!!!????
呼ばれた!!!!????
50点以上取れてたのかよ!!!!!!!!
本当かよ!!!!!!!!
三村かよ!!!!!!!!(笑)

とりあえずステージに駆け寄る。出演者の魚谷輝明さんからプレゼントを受け取り、
握手もしてもらった。
最後に舞台に上がり、その他ダブルチャンス当選の新人探偵の皆さんと一緒に記念撮影。
僕もホテルのスタッフさんに写真を撮ってもらった。
貴重な写真は携帯電話に大切に保管されている。

さて、ここで先ほどの後悔に戻る。
実際は何点取れていたのか分からないが50点は取れていたことは確かである。
そして、もし冷静に推理できていたら、すなわち、舞台の中で気づいた不自然な点を
記述できていたら、おそらく20点以上加算されていた。ということは・・・



最優秀新人探偵賞取れてたかもしれないじゃん!!!!!!!!

なんともったいない!!!!
点数的には最優秀と差はあるが、あと一歩、本当にあと一歩だったのに!!!!
チックショーーーーーーーーーーーーーー!!!!
チャンチャカチャンチャンチャチャンカチャンチャン、
チャンチャカチャンチャンチャチャンカチャンチャン・・・

太夫になってる場合ではない(笑)
悔しい!非常に悔しい!!
この瞬間、来年のリベンジ参加が確定した(笑)
そして思った。
「みな来年こそは自分が・・・!と思って参加するんだろうな」と。

そんな中、ついに最優秀探偵の発表!!
ドラムロールのあとに呼ばれたのは・・・
熊本から参加の女性だった。
得点は94点!2位とは1点差であった!
この方は過去に何度もこのイベントに参加されており、ミステリーナイトや
同じE-Pin企画がおこなっている別のイベントの参加もあわせるとこれが9回目の参加だそうだ。
やはりリピーターは強いなぁ、と実感したときであった。

こうして表彰式が終わり、全てのイベントが終わった。
新人探偵の手引きにあった言葉を借りるなら
「一夜限りの探偵家業」の終わりである。
来年また挑戦するぞ!早くも来年のイベントに参加する決死をして僕はホテルを後にした。
いつの日か来るであろう最優秀探偵の座を取ることを象徴しているかのように
空にはお日様が・・・






出ていなかった。やっぱり外は小雨だった・・・



         迷探偵ニコリの事件簿 完 (タイトル変わっちゃってるよ・・・)