ミステリーナイト2006 龍(ドラゴン)は赤い月を抱く その2

それでは「名探偵ニコリの事件簿!?」捜査報告と題したミステリーナイトの感想の続きを。

午後8時 開場
ホテル1階のイベントフロアへ移動。ここで劇が上演されるのである。
入場の際に新人探偵にのみ配られるヒントがある。
僕もそれをもらって会場へ。
中は椅子が並べられており、入り口左手にはステージが設けられている。
舞台に近づいてみたいが、まずは自分の席を探さねば。
座席はすでに割り振られており、名札に座席番号が書かれている。
僕の席は右端に位置していた。
ステージは当然どの席からでも見渡せるようになっているが、やはり端っこよりは
真ん中の方に座りたいものである。

とりあえず席を見つけたので舞台に近づいてみる。
これからイベントに参加される皆様の楽しみを損なわないため、どんなものが舞台にあったか
詳細は省くが、なかなか雰囲気の出ているステージだった。
子の舞台の上でいったい何が起こるのだろうか。

午後8時30分 開演
司会者岡部はち郎さん登場。
毎回この方の説明から始まるようだ。
軽妙なトークの後、ついに劇が始まった。
長い夜の幕開けである。

誰もが皆舞台を隅から隅まで目を凝らしてみている。少しでも怪しいところを見逃さないようにである。
僕も場面ごとにメモを取りながら観劇する。
メモを取りながらと書いたが、会場は暗いため、自分の文字が正しくかけてるかどうか不安になる。
後に詳しく述べるが、このメモ、推理のときはあまり見なかったような・・・
もっとよく見ていれば・・・

午後9時30分ごろ
ついに事件がおきた。
そのときの演出は、そのシーンが始まってからなんとなく想像がついたが、
それでもびっくりものである。
このとき思ったことを一つ。
「この登場人物の中の誰が推理をして犯人を追い詰めるんだろう・・・」

午後9時45分ごろ 事件編終了
再度司会者の岡部さんが登場し、推理してもらいたい項目を述べる。
その後全員退室。その際、ヒントツールとして、殺人現場の詳細を書いた紙をもらう。
各自が思い思いの行動をとる中、僕は一旦部屋に戻る。

部屋にてヒントツールとにらめっこ。気になる点を幾つか見つけるが、
これだけでは事件の真相にはたどり着かない。
もっと手がかりが必要だ。

午後10時30分 容疑者への尋問&事情聴取
事件の容疑者が全員登場。
まずは出演者である九十九一さんによる容疑者への尋問。
この尋問では思いもよらぬ質問も飛び出て場内の爆笑を誘っていた。
最後にはもちろん九十九さんも尋問される。

尋問終了後、今度は参加者らの質問タイムである。
自分が必要な情報を、なるだけ他の参加者に気づかれないよう注意しながら質問する。
でないと謎解きの情報を他の参加者にも与えかねないからだ。
僕も一つ質問をしてみた。
だが事件の本筋とは関係がなかったみたいだ。残念。
午後11時30分に尋問&事情聴取が終わった。

ここから各参加者葉ホテル内を周り、様々な手がかりを集め推理にかかる。
その際必要になるのが、昨日述べたウォーミングアップクイズである。
これに正解していると事件を解くさらなる手がかり(現場の写真や遺留品に関する情報など)が得られる
ヒントルームに入れるのだ。
多くの探偵がその手がかりを求めて列を成しているため、なかなか手がかりが見られない。
空いている時間帯を狙って再度来よう。

午前0時 重要な目撃証言
ついに日付が変わった。
ここでどうするか。まずテレビをつけなさい。
これは決して冗談ではない。今から重要な証言を聞けるのだ。
事件の関係者のご近所さんや、事件発生時たまたま現場に居合わせた人の証言を聞くことで、
ほんの少しだが事件の真相の一端がつかめた。
驚いたのは最後の証言者の証言である。
これにより、この事件の○○がなんとなく分かったような気がした。
しかし、この最後の証人は・・・笑える。

午前1時 その暗号を解け!
証言を聞き終えた僕は再びホテル内を周り始めた。あれだけ混雑していたヒントルームには
係りの人以外、誰もいなかった。
おかげでじっくり手がかりを集めることができた。しかし、それでも事件の真相は分からない。
ヒントを見終わった後、係りの人に次の行動をたずねる。
1階にて最終ヒントがあるからそこに行ってくださいとのことだ。
そこで事件を解く全ての手がかりが集まるのだろう。
勇んでヒントルームに赴いたが、入り口で足止めである。
ここから先はさらなるクイズを解かなければならないそうだ。
一刻を争うというのにまたクイズか!!
出された問題はちょっとした暗号クイズだった。パズル好きが幸いして問題を瞬殺し(笑)
最終ヒントルームへ。
さらなる遺留品や思いもよらぬ情報が手に入る。それでも、やはり真相にはたどり着けない。
本当にこれだけの手がかりで解けるのだろうか。

午前1時30分 逮捕状請求
逮捕状とは、事件の犯人は誰か、どのようなトリックを使ったのか、動機は何かといったことを書く
解答用紙である。
与えられた全ての手がかりから事件の真相を暴きだし、逮捕状に記入するのだ。
提出期限は午前3時。推理できるのは残り1時間30分である。
最初の方は穴埋め問題になっていたのでまずそこから埋めていく。
しかし、肝心の犯人が分からない。これが分からなければ推理のしようがない。
とりあえず部屋に戻って推理を続ける。
それにしても、おなかが空いた・・・(笑)

午前2時 最後の推理
再びヒントルームを周り、もう一度事件現場の詳細情報を得る。
そして事件の真相を推理する。
こうだろうか、いや違う。きっとこうだ。あれ、でもそれだとおかしいな。
じゃあこれも違うのか。うーん・・・
某マンガの11巻の帯には「考えなければ答えは出ない」とあったが、
このときの僕は
「考えても答えは出ない」だった。
気がつけば2時50分。提出期限まで後10分である。
仕方なくその場で思いついたでたらめな推理を書く。
このとき、舞台の状況を示したメモを見返すという選択肢は脳内に全くなかった。
メモをちゃんと見ていれば・・・

午前2時59分 逮捕状提出
所定の場所に逮捕状を提出する。とりあえず長い夜の終わりである。
そして午前3時。逮捕状を提出するように係りの人が呼びかける。
お互いの推理を確かめ合うものや、提出後も謎を考えるものなどなど、様々である。
事件の真相は一体何なんだと疑問に思いながら部屋に戻り、風呂に入った。

午前4時 就寝
解決編は朝の9時より上演である。寝過ごさないようにしなければ。
目覚ましを7時にセットして眠りに就いた。
おやすみなさい・・・zzz・・・

明日の解決編に続く。