推理パズル(前編)

久々のパズルエッセイ第9回目は、ずばり推理パズルについてである。
タイトルには前編とあるが、たぶん前後編になると思います。
ひょっとしたら3回以上続くかもしれません。

推理パズルは、ニコリをやり始めてからスリザーリンクについで
2番目に好きになったパズルである。
文章があるパズルといえばクロスワードであるが、
推理パズルは各キャラクターたちが与えてくれるヒントを
マトリックス表の中で組み合わせて答えを導くという、
パズルの中でも独特の面白さを持っている。
ニコリホームページで推理パズル紹介欄にもあるが、
まるで推理小説を読んでいるかのような気分になるのである。
ニコリを始めたころは、小サイズの推理パズルが解けただけでも
ほかの問題では得られないような満足感を感じていたように思う。

その推理パズルの世界にますます引き込まれてしまった作品があった。
ご存知の方も多いだろう、れっどふぁるこんさんが作られた
頭脳戦隊ニコリマンシリーズである。
世界征服や全宇宙征服を目論む悪者を倒すために戦うニコリマンたちの活躍を
推理パズルを解くことで味わう、かつてないパズルストーリーである。
パズルでストーリーが作れるものなのか、そのころの僕は
推理パズルの持つ可能性に心打たれ、じゃあ自分でも推理パズルを作ってみよう、
そしてパズルストーリーを考えてみようと思い立った。
のだが、推理パズルを作るのはあまりに難しかった。
どれだけヒントを作ればよいのか、どのようにヒントを作れば
少ないヒントで問題を作れるか、まったくわからなかった。
そしてまったく問題が作れないまま、僕は大学生になった。
(次回に続く)