ミステリーナイト2011 HIDE AND SEEK ~標的になった男たち~ 第1話

名探偵ニコリの事件簿2011
 
HIDE AND SEEK
~標的になった男たち~
 
第1話 準備編
 
8月13日(土) 3:00PM ホテルメトロポリタン池袋到着
 
8月も半ばになり日差しが一層強くなる日々が続く。そんな暑さの中僕は1年ぶりにこの地へやってきた。
ホテルメトロポリタン池袋。毎年参加しているミステリーナイトが開催されるホテルである。
 
世間は夏休みということもあり、ホテルのロビーには各地からやってきた観光客と思しき人々であふれかえっていた。それを横目に見つつロビーのいすに腰掛ける僕。
ホテルについたら通常チェックインをするのだが、ミステリーナイトの場合、指定した時間になって開設される特設カウンターにてチェックインをすることになっている。
開設時間は午後3時30分。それまで30分ほどある。その間はメトロポリタンのホームページに開設されていた特設ページに公開されている事前情報をプリントアウトした用紙に目を通し、その情報を頭に叩き込むことにした。
今回の事前情報は登場人物のプロフィールについて記されたものだった。
戦国武将の名がつけられた登場人物。出演者は九十九一さんをはじめ、鈴木コウヤさん、樋渡真司さん、メイビさん、KONTAさんとミステリーナイトではおなじみの面々から初めて見る方まで、個性豊かな面々がそろっている。
 
今年はどんな舞台になるのだろうか。
 
 
3:30PM 特設カウンター開設
 
ミステリーナイト参加者のためのチェックイン特設カウンターが開設した。さっそく整理券を受け取るための列に並ぶ。
ここでポイントが一つ。
この整理券は列に並んだ順番にもらえるため、早めに並んでおけばその分早くチェックインでき、その後の家宅捜索や関内捜索に早めに着手できるので、早めに並ぶことをお勧めする。
僕が今回受け取った整理券番号は4番。早い、めちゃくちゃ早い(^^
その後はチェックイン開始を待つだけだが、待っている間に徐々に探偵たちが列に並んでくる。その数はざっと100を超えていた。このイベントの人気の高さを改めて思い知る瞬間であった。
 
 
4:00PM チェックイン開始
 
ホテルスタッフの案内によりチェックイン開始が告げられた。整理券の番号順にカウンターに向かい、予約者名を告げ、予約の確認が行われたのちホテルのカードキーを受け取り、続いて探偵手帳やミステリー新聞といったこのイベント独特のアイテムを受け取る。
さらに今回は電力不足による突然の停電に備え、参加者全員にミニライトが配られた。なかなか可愛いアイテムである。
すべてのアイテムを受け取ったことを確認したのち、僕は部屋へと向かった。いよいよミステリーナイトイベントの始まりである。
 
4:05PM 家宅捜索
 
カードキーに書いてあるルームナンバーから自分の部屋を確認し、入室。このイベントでは毎回高層階の部屋が割り当てられるため、部屋から池袋の街が一望できる。このように景色を楽しむのもよいがその前にやらなければならないことがある。それが「家宅捜索」である。
 
この部屋にはウォーミングアップクイズというものが隠されている。これは今回の事件に関連するクイズであり、解くと事件の捜査を進めるための有利な手掛かりが現れるのだ。事件は部屋に入った瞬間からすでに始まっているのである。
このクイズを探すために家具の裏やベッドの下など、重いものを動かしたりする必要はないが毎回隠し場所には工夫が凝らされており、初めて参加した人にはなかなか見つけられないかもしれない。ありとあらゆる場所をくまなく探してみることが大切である。
そのことに注意しながらクイズを探すが今回は割とあっさりクイズを発見できた。
「今回はこういう隠し方か」そう思いながら見つけたクイズに目を通す。
 
が、あっさりクイズを見つけることができたからか、このクイズはなかなか解けなかった。いつもならぱっと解いてしまうのだが、うーむどうしたものか…
 
クイズを解かずに次に進むというのも気が引けたがまずは館内捜索に出ようと思い、いったんクイズを保留して館内捜索に出かけた。
 
 
4:10PM 館内捜索
 
家宅捜索を終えた後は「館内捜索」といって、ホテル内に設置されているヒントパネルを探す作業が発生する。このパネルは毎回2~4枚用意されており、ホテルのあちらこちらに設置されている。
パネルには登場人物のプロフィールや現場となる場所の様子など、様々な情報が記載されている。
パネルの内容は推理を有利に進めるために必要なのでしっかりと記録しておくように。
 
10分ほど館内を歩きまわり、無事にすべてのパネルを発見。捜索を終えた僕は部屋に戻ることにしたがその時特設カウンターの様子をのぞいてみると、イベントに参加するために集まった探偵たちが長蛇の列を作っていた。早めにチェックインしていてよかった、そう思いながら部屋へと戻った。
 
 
4:20PM ウォーミングアップクイズ攻略
 
部屋に戻ると再びウォーミングアップクイズに挑む。どうすれば解けるんだと思いながら問題を眺めていると…
「そうか、そういうことか!」
やっとクイズを解く方法をひらめいた。そして無事クイズを解くことができた。
館内捜索でホテルを歩き回ったことで脳に血が巡って頭の回転が良くなったから早く解けたのだろう、そう思った。
推理のためには自分の足で動いて回るということが大事だということなのだろう(^^
 
その後はチェックイン時に配布された探偵手帳やミステリー新聞に目を通し、今回の事件のあらましや登場人物を確認することにしばし時間を使った。
 
 
4:30PM 買出し
 
毎年のことだが夜通し推理をすると頭をフル回転させるためか、猛烈にお腹が空いてくる。そんなときのためにチョコレート系のお菓子を買うことにしている。メトロポリタンの近くにコンビニがあるため、そこでおやつの買い出しをすることにした。
お菓子の力で良い結果を残せればよいが…
 
 
5:40PM ディナータイム
 
ミステリーナイトには、別料金となるが事件をイメージしたディナーを食べることができる。このディナータイム中にも事件を解くためのヒントが提示されるので、おいしいディナーに舌鼓を打つことはもちろん、ヒントをもらうことを忘れないように。
今回のヒントは今までにないなかなかしゃれた方法で提示されていた。このヒントだが、もらった段階ではまだ何を意味するかはわからないが後々重要な意味を持ってくるのでしっかり覚えておこう。
 
ちなみに今回僕は中華料理を頼んでいた。メニューは以下の通り。
 
前菜4種 hide盛り
たらば蟹とふかひれ あんかけ茶碗蒸し
野菜入り牛ばら肉巻き辛子炒め 鬼オン添え
骨付き鶏もも肉 香り揚げ
海老のチリソース煮
アンチョビとレタス入り炒飯
特製デザート 鬼達の隠れ基地

色々と面白い名前のメニューである。
 
ディナーの後はしばしの休息、そしていよいよ事件編の開始となる。
これが本当の「謎解きはディナーの後で」である。
 
 
 
・・・
 
 
 
 
うまいんだかうまくないんだかよく分からないが、ただ一つ言えるのは僕はまだその本を読んだことがない、ということである。
今度読んでみることにしようか。
 
 
 
さて本当だったらここから事件発生までのレポートもこの日記に書くはずだったが、今年のレポートも非常に長くなり、文字数制限に引っ掛かったため、ここで記事を分けます。
そのため、事件編となるはずだった第1話を推理のための準備をする準備編としてお送りしてきました。
このレポートは「第2話 事件編」に続きま~す。