10年前に思いをはせて…

みなさん大変ご無沙汰してます。
2016年もあっという間に半分が過ぎ去り、気がつけば今年もミステリーナイトの季節が近づいてきました。
このブログでは毎年ミステリーナイトの参加報告を書いており、来月開催のミステリーナイト2016の記事ももちろん書く予定でいます。
時々過去の記事を読み返し、どんな事件があったかを思い出していますが、今回過去記事を読んであることを思い出しました。

実は今日2016年7月22日は…











僕が初めてミステリーナイトに参加してからちょうど10年がたった日なのです!






それは2006年夏のこと。常日頃から推理小説やドラマ、マンガのように探偵になって事件を推理するイベントに参加してみたいなと思っており、また、当時僕は学生最後の年(正確にいうと大学院修士課程2年生の時でした)であり、何か一つ良い思い出を作ろうと思って参加したのがE-Pin企画さん主催の「ミステリーナイト」でした。

今回は非常に個人的な記事になりますが、その時のことをいろいろ振り返ってみようと思います。





名探偵ニコリの事件簿 特別編
プレイバック ミステリーナイト2006

龍(ドラゴン)は赤い月を抱く


※当時のサイトはこちらです。

ストーリーはこちら。

かつて香港に存在した無法地帯・九龍(クーロン)城。その地をはやてのごとく駆け抜けた3人の日本人男性がいた。
帰国後、3人はそれぞれの道で大成。そのうちの一人である作家が、九龍城で過ごした数年間をつづった自叙伝をこのたび出版。自叙伝は瞬く間に大ベストセラーとなり、さらには舞台化が決定。
その舞台のこけら落とし公演を控えたある日、劇場に謎の脅迫状が届く。

眠った龍を起こすな。起こしたものは龍に殺される。

果たしていたずらか、それとも…

そして迎えた上演初日。超満員の観客が集まる中、舞台は開演。
しかし、クライマックスにて思いもよらぬ事件が起こり…!?



…というものでした。
申し込んでからしばらくするとミステリーナイトの案内状がおくられてきました。それを読んだりホームページのあらすじを読むうちにわくわくしてきて、「早く当日にならないかな!」と開催を待ち望みました(^^

そして迎えた2006年7月22日…

当時福岡に住んでいた僕が向かったのは福岡ドーム(当時の名称)や福岡タワーがそびえたつ百道浜(ももちはま)エリア。福岡のシンボルの一つであるそれらの近くにあった「JALリゾート シーホークホテル福岡(これも当時の名称)」が事件の舞台となるホテルでした。

チェックインの際に探偵手帳や記念品のドラゴンのピンバッジを受け取り、部屋に向かい、まずはルームヒントを探す「家宅捜索」。

「どこに隠れてるんだろう?」
「なかなか見つからないなぁ…」
部屋の中を隅から隅まで探し、そして…
「あ、あった!!」
見つけた瞬間には宝物を見つけたような気分になりました(^^

それが終わった後は館内に提示されている事前情報パネルを探す「館内捜索」。
出発する際、バッジを事前に送付されていたネームタグ付きネックストラップに装着して首からぶら下げ、ミステリーナイト参加者であることをさりげなくアピールすることにしました(^^

当時の事件ではパネルは4枚。福岡のホテルは結構広い!&高さがある!ので館内捜索で巡る範囲も結構広く、パネルの1枚がまさか35階のレストランにあると知った時は
「この館内捜索はなかなか大変だな」
と思いました(^^;

さらに館内捜索の途中、前述したネックストラップをつけている人を何人か見かけましたが、そのうちの一人にはなんとピンバッジが10個以上ついていたのです!
「すごい!超リピーターな探偵だな!!」
初めてみるあれやこれやにいちいち驚きながら捜索を続けました。

捜索終了後、ちょうど夕食時となったのでオプションで申し込んでいたディナーを食べることに。
しかしディナー会場にも事件の謎を解くためのヒントが隠されており、なかなか気が抜けません(^^;
絶品料理を味わいながらも事件のことを考える僕。

やがて事件会場の開場時刻。新人探偵用のヒントをもらい、場内へ。座席位置を確認したのち、ステージに目をやると、そこには九龍城を模したセットが組まれていました!
「本格的なセットだな!」
とその力の入れように驚きました。

そして迎えた開演の時。司会者のあいさつののち開演となりましたが、実はこんなアナウンスが流れてました。


このたび、KONTA作曲によるミステリーナイトのテーマが完成しました。


このアナウンスに爆笑するリピーター探偵たち。
KONTAって誰??となる僕(^^;

ミステリーナイトには"Going to Mystery Night"というテーマ曲があるのです。
これがなかなかいい曲でねぇ~、でも最近ミステリーナイトでは全然流れないからなぁ~、久しぶりに聴きたいなぁ~
E-Pin企画さ~ん、この曲のCD出してくれませんか(^^;


…というのはさておき、ミステリーナイト特有の、リピーターには受けるけど新人探偵にはなんのこっちゃさっぱりわからないネタの洗礼(?)をしっかりと浴びてました(^^;

そしてついに始まったミステリーナイト・事件編。

最初のうちはまだ事件が起きないので普通に舞台を鑑賞しているような気になりますが、

いつ、どこで、何が起きるかわからない!
何がヒントになるかわからない!

ため、役者さんの一挙手一投足に注意し、そして暗闇で何とかメモを取りながら鑑賞。

そして、上演から50分ほどたったころ…



ついに事件発生!!



「ついに事件が起きてしまったか!」
「いったい何があった!?」
そんなことを思っているうちに事件編終了。そしてここから探偵らしく事件の捜査が始まりました。
容疑者たちへの事情聴取、ヒントルームでの手がかり収集、自室でのヒントビデオ鑑賞…

捜査開始から逮捕状提出締め切りまではおよそ4時間。一見長いようですがやることは多く、

いくら時間があっても時間が足りない!

推理がまとまらず事件の全容が見えない!

なのに逮捕状提出のタイムリミットは刻一刻と迫る!

焦れば焦るほど考えがまとまらない!

眠い!!

めちゃくちゃ腹が減る!


などなどいろんなことを思いながら推理してました(^^;;
ちなみに考えすぎてお腹が減るということを初めて体験した記念すべき(?)夜でした(^^;;

そんなこんなありながらもとりあえず逮捕状を完成させ提出。推理が当たっていることを祈りながら就寝…というよりは仮眠をとり、数時間後には朝を迎え朝食をとってました。

そしていよいよ事件の真相が明かされる解決編。
事件の登場人物が一つずつ起きた出来事を整理していき、そしてついに犯人の正体が明らかに!

その時の僕の推理は大はずれに終わってしまい、迷探偵となったのですが
「なるほどこれがミステリーナイトか!」
「来年もぜひ参加したい!」
「今度は犯人を当てるぞ!!」
と早くもミステリーナイトに魅了されてました。



…10年前のちょうどこの時間、この記事を書いているときは今まさに推理を始めた頃でしょう。
あの時から早10年。就職のため、東京に移住し、池袋のホテルメトロポリタンにて毎年ミステリーナイトに参加したり、ほかにも日帰りイベントのミステリー・ザ・サードイクスピアリで開催のシリーズ、冬にも事件に巻き込まれるミステリーナイトWinterなど、いろいろな事件に参加してきました。
主な戦績は…

ミステリー・ザ・サードで最優秀名探偵賞受賞!
ミステリーナイトWinter2013にて4位入賞!優秀名探偵賞受賞!

と、数は少ないですが、初参加した時に比べて推理力は上がっているのかなと思います(^^

なかなか連勝とはいきませんがいずれは毎回入賞できるような強豪探偵になれるべく精進してまいります。
この夏のミステリーナイトも頑張るぞ!!