ミステリーナイト2016 とり残された学園 第3話

名探偵ニコリの事件簿2016

とり残された学園

第3話 捜査編


関連記事はこちら。




PM10:00 事件編終演&情報入手

事件編終演後、司会の岩本さんが再登場。今後の捜査方法についての説明がなされる。

まずは今回発生した事件についての第一報として、
これまでに判明している情報が記載されたシートが配布される。

こののちいくつかの情報が提示されるが、それらはシートにまとめられて配布される。
まずは最初に配布されたシートに目を通し、発生した事件の内容及び
現在までに判明している情報についてしっかり頭に叩き込もう。

情報シート受領後はいったん解散。次の予定まで各自思い思いの時間を過ごす。


そして時刻は午後10時40分。「事情聴取」の始まりである。


PM10:40 事情聴取

事情聴取とは、探偵たちが事件の容疑者たちに直接質問できるQ&Aコーナーである。
この事情聴取は事件編の上演開場と同じ場で行われる。
事情聴取では、まずはある登場人物が探偵役となり、残りの登場人物に事件について
質問をし、情報を得ていく。
続いて会場にいる探偵たちがステージ上の容疑者たちに質問をすることになる。

この時注意すべき点が2つ。

1つ目。

犯人は都合の悪いことには嘘をつくことがある。
また、犯人でないものが事件について知っていることに対し嘘をつくことはないが、
事件のこと以外で自分にとって都合が悪いことについては嘘をつく可能性がある
何が本当で何が嘘かよく見極める必要がある。


2つ目。

事情聴取の場には自分以外の探偵たちもいる。
そのため、「自分だけが気付いている重要事項を質問すると
他の探偵たちにも情報を与えてしまうことになる」ので質問内容はよく考えよう。


これらの注意事項を念頭に置いて事情聴取に臨もう。


まずは物語の登場人物による事情聴取。
その人が容疑者にいろいろと質問をし、探偵たちはその情報を逐一メモする。
その後、会場にいる探偵たちから容疑者たちに質問がされていく。

質問のある方は挙手をし、指名されたら質問ができるようになる。
次々に探偵たちから質問がぶつけられ、それに回答していく容疑者たち。
そして回答内容をメモする探偵たち。

このやり取りの中に、真実は潜んでいるのだろうか…?



やがて事情聴取の時間も終了
この時午後11時30分。

この後は更なる情報シートの配布、そして「ヒントルーム」入室のためのクイズ
そして推理の内容を記載するための解答用紙「逮捕状」が配布され、この場は解散。



いよいよ本格的に捜査スタートである。



11:30PM 本格捜査スタート!

1989年夏に起きた恐ろしい事件の真相解明に向けて探偵たちが一斉に動き出した。

まず最初にすべきことは、ヒントルームでの情報入手である。

ホテルには2か所のヒントルーム(それぞれヒントルームA、Bという)があり、
それぞれの部屋で事件に関する情報が得られるようになっている。
情報は部屋ごとに異なるが、いずれも事件の調査に必要なので必ず見て回るように。

ただし!このヒントルームはただでは入れない。
入るためには前述した「クイズ」を解かなければならない

このクイズは事情聴取終了後に配布されており、このクイズに正解することで
最初のヒントルームAに入室できる。
クイズと書いてあるが実際は暗号のようなパズル形式の問題が出題される。
しかし、このクイズの答えも事件に関係のあるものだったりするので
答えについてもしっかり覚えておこう。

10分ほど時間を要したが何とかクイズを解くことに成功。無事ヒントルームAに入れた。

ヒントルームの中には事件の遺留品や被害者に関する情報など、
捜査の過程で明らかになった情報がいくつか展示されている。
これらの情報の中には意味のないものは全くないので、じっくり情報を集め、
事件の真相解明に役立てよう。

そしてヒントルームを退室する際、もう一つのヒントルームBへ入るための
更なるクイズが配布される。これを解けば更なる手がかりが得られる。
こちらのクイズは先ほどのものとは異なり、あっという間に解き明かした。
だが、今回はどういうわけかすぐにヒントルームBへは入れなかった。

なぜなら…







ヒントルームBの開場時間になっていなかったからだ!




ヒントルームAは捜査開始後から開場されているが、
ヒントルームBは深夜0時から入場可能となっていた。
僕がヒントルームAを出た時点ではまだ午後11時45分ごろ。
早く手がかりを集めたいのに15分の足止めは痛い!

しかし、今までこんな仕組みになっていたっけ?

今回はこうなるという告知なんかあったか?

と運営側の不手際ではないかと思いながらも、
ヒントルームAで集めた情報を整理しながらヒントルームBの開場時刻を待つ。
そして、ようやくその時は来た。


8月15日 AM0:00 ヒントルームB開場

ついに日付が変わった。
同時にヒントルームBがオープンし、更なる手がかりを求めて探偵たちが部屋になだれ込む。
僕もヒントルームBに入室し、更なる情報を入手


これらの手がかりはいったい何を意味するのか…


そう思いながらヒントとにらめっこである。

5分ほどかけてヒントを入手し、退室。
その際「最終情報」と書かれた資料を受け取ることになる。

ここには事件の真相を完全に解き明かすために必要な追加情報が書かれている。

そして「最終」と書かれてある通り、提示されるヒントはこれですべてとなる。

毎回そうなのだが
「これ以上ヒントはないの!?」
「ヒント少なすぎない!?」
と思ってしまう。

だが、今までの出来事をしっかり思い出し、一つ一つの証拠をじっくり吟味し、
それらを組み合わせていくことで、少しずつではあるが事件の真相は見えてくるはずである。

あきらめずに頑張って推理に挑んでほしい。


こうして2つのヒントルームをまわり終え、資料を集め終えた僕は自室に戻り…




















観たいテレビ番組があったのでテレビの電源を

つけた。






















こんなときにテレビなど見てる場合か!?











と思ったあなた。

















まさにその通りなのだ!!!!




先ほど、得られるヒントはヒントルームA、Bのヒントですべて、
というような書き方をしたが、実はヒントルーム以外にもヒントが得られるのだ。
それを得るために自室へ戻るのである。


AM0:10 ヒントビデオ視聴

ミステリーナイトでは探偵たちの部屋で「ヒントビデオ」という映像が上映される。
このヒントビデオは事件の関係者、あるいは関係者に近しい人物や、
事件の捜査中の警察の捜査の様子などを収めた映像であり、
このビデオの中にも事件の真相解明につながる情報が隠されているのだ。
上映は深夜0時から2時まで。10分弱の情報が2時までリピート上映されるので
必ずチェックしよう。

2つのヒントルーム、そして自室で上映されるヒントビデオ。
これで事件の捜査のために必要な情報がすべて出揃ったことになる。



さあ最終推理スタートだ!



AM0:15 最終推理スタート!!

まずはこれまで入手したすべての情報を確認し、事件の内容や発生時の状況を再度整理。
そして、「逮捕状」にも目を通し、記載すべき内容を確認する。

逮捕状とはミステリーナイトにおける解答用紙のことで、
ここに事件の犯人トリック犯行動機などを事細かに書くのだ。

逮捕状提出締め切りは深夜3時。提出までに3時間弱あるが、
事件を推理しているとあっという間に3時になってしまう。
そのため、悠長に推理している暇はない。
逮捕状に記載すべき内容を確認し、わかる部分からひとつずつ埋めていこう。



…ここで推理の際に役立つ情報を2つ。

捜査に行き詰った際にはその手助けになるかもしれない施策が2つ用意されている。
1つ目は
 
しかし…
 
どれだけヒントが集まっていてもまったく真相が見えてこない。
毎年思うことなのだが、


「ヒントは本当にこれですべてなのか?」

「これだけで事件の真相がわかるのか?」


とあまりにヒントが足りないように思う。
 
そんなときに役立つ情報を2つ。

1つ目は情報交換コーナー」である。

このイベントは毎回400人前後の探偵たちが参加する。個人で参加する者もいれば
チームを組んで参加する者もいたり、初参加の新人探偵もいれば最優秀名探偵賞を
何度も獲得した猛者もいる。
そういった探偵たちが捜査に置いて情報交換や情報共有ができる
オープンスペースが用意されている。
それがこの情報交換コーナーである。

もし事件の捜査に行き詰ったり、更なる情報がほしいと思ったら
「すいませんいいですか」と思い切って話しかけてみて
情報交換をしてみてはいかがだろうか。


もう1つは、今年から新設された「お助けカウンター」である。

昨年までは、部屋の内線番号から特定の番号にかけるとつながる
お助け探偵局」と呼ばれるものがあった。
これは、事件の内容について確認したいことがある場合や捜査に行き詰った場合に
その回答やアドバイスをくれるちょっとおせっかいなサポートセンターである。
しかし今回からこの制度が改定され、お助けカウンターというものが設けられた。

イベントホール近くに特設カウンターが設けられ、事件について確認したい内容があれば
そちらのカウンターで直接尋ねることができる、というものである。


ただし!


このお助けカウンターを利用した回数は逮捕状に記録される。
利用回数に制限はないのだが…









採点結果で同点のものがいた場合、

利用回数が少ないほうがより上位になる!





というシステムになっている!!



厳しい!これはあまりにも厳しい!!


…確認したいことがあってもなかなか聞けなくなるな…

そう思う方が圧倒的多数だろうが、ここはやはり前述した「記録より記憶」ということで
自分の目で見たこと、耳で聞いたことを頼りに捜査をしろ、ということなのかもしれない。

これを利用するか利用しないかは人それぞれだが、
何か気になることがあり、その内容がどうしても思い出せそうにない場合は
迷わずカウンターを利用したほうがよいかもしれない。


…以上2つが捜査に行き詰った際に役立つかもしれない情報である。
ただし、捜査方法は人それぞれ。自分なりの捜査方法を見つけ、事件の真相を推理しよう。


さて今回の僕の捜査の様子をちょっとだけお伝えしよう。

例年だとお助け探偵局を利用するために自室に閉じこもるのだが、
今回からそれがなくなったということもあり、部屋にいるだけでは
ますます推理が行き詰まる可能性がある。

そこで僕はヒントルームに足しげく通い、

一度得た情報に何度も目を通すようにした。

こうすることで一度目にした情報からも新たな発見が得られるかもしれないからだ。