びっくりしたなあ、もう

パズルエッセイ第5回目は、ニコリ編集部の方々に
驚かされた話である。
ちょっと更新が滞ってしまったなあ。

まだ高校生のころだった。
家でくつろいでいると母から、ニコリから郵便物が届いているという
知らせを受けた。掲載誌在中と書かれてある郵便物である。
パズルを投稿した覚えなどないのだがと思いながらあけてみると、
なんと、パズルBOXの第1号が入っていたのだ!
ページをめくってみると確かに僕の作ったパズルが載っていた。
ただしそのときは、こんな問題作ったっけとすぐには思い出せなかった。
だがパズル制作に使用したノートをめくってみると、確かにその問題を作った痕跡があった。
しかも別解がないかなどのチェックを行う際に苦労して解いた跡まで残っている。
それを見てやっとその問題を作っていたことを思い出した。
作った問題はサムラインという、今となってはほとんど見かけない幻の(?)問題である。
本誌掲載用に投稿したのだが、残念ながら不掲載になった問題であった。
まさかこんな形で自分の作った問題を載せてもらえるとはとびっくりしていた。
しかも難易度を表すクエスチョンマークは目をバッテンにして悲鳴を上げている、
つまり超難しいを表すマークであった。
かねてからこのマークにあこがれていた僕は、そのマークをもらえたことに
舞い上がっていた、と思う。

話は変わるが、この難易度を表すマークに正式名称はあるのだろうか。
ある方は、それぞれ、ニコちゃん、プンちゃん、タラちゃん、あぜん坊というかわいらしい
読み方をつけていたと思う。
僕はこれらのマークを擬音語で表現している。
ニコちゃんは、"ルンルン"と上機嫌で鼻歌でも歌っているさま、
プンちゃんは、"ムッ"と顔をしかめており、
タラちゃんは、今にも泣きそうな様子で"うーん"とうめいており、
そしてあぜん坊は、"わーん"とついに泣き出してしまった、
という呼び方(?)をしている。
皆さんはどういう読み方をしているのでしょうか。よろしかったら教えてください。
(パズルエッセイは次回に続く)