びっくりしたなあ、もう2

パズルエッセイ第6回目は前回の続きである。

2年前のちょうどこの時期だった。家に帰ってみると郵便受けに
ニコリからの郵便物が入っていた。緑色の封筒である。
通常緑色の封筒は原稿料支払いの連絡のために使われるのだが、
それにしては中身が厚かったのだ。
早速開封してみるとなんと、スリザーリンクの原稿用紙が入っていたのだ!
それとともに編集長の安福さんからのお願いが入っていた。
実はこれ、ペンパスリザーリンクへの問題投稿の依頼だったのだ!!
前回15×25の問題を投稿した話をしたが、あの後も何度か問題を作っては投稿していたのだ。
本誌には掲載されなかったがパズルBOXのほうで採用されていた。
急な話だったのでびっくりしたが、なんだかパズル制作の腕を認められたような気がして
うれしかった。
ペンパ本のスリザーリンクのサイズは10×10以外に
10×18、14×24、20×36の3種類、計4種類ある。
今まで作った問題の中での最大のサイズが15×25だったので
20×36の問題の制作は、さながらジャイアントサイズの問題制作に思えた。
それでも数字の配置を決め、定理を埋め込み、適当に試行錯誤するように
数字を置いていき、何とか完成させることができた。
4ヶ月後、掲載誌が届いた。10×18と14×24の2問が掲載されていた。

その翌年にも同じくペンパ本への投稿依頼が来た。
今度はスリザーリンクと推理パズルの2冊同時の依頼だった!
もうびっくりもびっくりである。
しかもスリザーリンクペンパ本100冊目の記念号である。
記念号への制作以来が来たことに僕は奮い立った。
「よーし、面白い問題を作ってやろうじゃないか!」

そして10月になり、まずスリザーリンクのほうが、その1ヵ月後には
推理パズルのペンパ本が送られてきた。
スリザーリンクは、10×18、14×24、20×36の3問が、
推理パズルには1問が掲載されていた。
採用数はともかく、パズル制作の機会を与えてくれた編集部の皆様に感謝である。
(次回に続く)