ミステリーナイト2009  コウモリ村の掟~その村は地図から消された~ その2

名探偵ニコリの事件簿2009
コウモリ村の掟~その村は地図から消された~
第2話 捜査編
 
 
10:00PM 情報整理
 
これまでの事件の記録を振り返り、そして事件編終了後にもらった情報を確認して僕は事件についての情報を整理する。
今回の事件編は例年にも増して手掛かりが少ないように感じたため、いったい誰が犯人なのかこの段階では皆目見当もつかない。
色々と考えを巡らせるが答えは全く思い浮かばない。そんな中、次のコーナー、「関係者への質疑応答」の時間が近付いてきたので部屋を出て再び会場へ戻った。
 
10:45PM 質疑応答&驚愕の展開!!
 
ここからは質疑応答という、事件の関係者に探偵たちが直接質問できるコーナーである。しかし今年はメトロポリタンでの20回記念公演ということもあってか、一風変わった形で質疑応答が行われたのだが・・・
 

その前に非常に驚愕すべき展開が!何と今回は・・・
 
 
 
 
 
 
ええ~、非常にいいところではありますが、やはりこのイベントはネタバレ防止が大切であるため、この「驚愕すべき展開」については割愛させていただきます(^^
何が起きたのかはどうぞご自身の目でお確かめください。
 
11:40PM 捜査開始!
 
質疑応答コーナー終了後、新たな情報を記したヒント、解答用紙である「逮捕状」、そして今回の事件の手掛かりが展示された部屋、ヒントルームへはいるためのクイズが手渡される。
このクイズはちょっとしたパズルであり、パズル好きな僕は簡単にこのクイズを解くことができた。そしてそのままヒントルームへ向かおうと思ったが、いったん部屋に戻ることにした。なぜなら実はこれから部屋でテレビを見なければならないのだ。
 
こんな大事な時に見たいテレビでもあるのか!?
 
 
とツッコミを入れたあなた。
 
 
 
 
 
 
 
 

まさにその通りなのだ!!
 
 
 
 

実は深夜0時から部屋のテレビにて、今回の事件に関するヒントVTRが流れるのだ。この中にも色々と重要な情報が入っているため、絶対見逃さないように。

8月17日(月) 0:00AM ヒントVTR鑑賞
 
ついに日付が変わった。同時にミステリーナイトのヒントVTRの上映開始である。この映像には事件の関係者、およびコウモリ村に住む人々など、いろいろな証人が登場し、事件についての情報を聞くことができる。なおこのVTRはリピート上映されているので何度でも見ることができるようになっている。
このVTRにより、今回の事件に関して、そしてダムの底に沈んだはずのコウモリ村に関する色々な秘密が明らかになりそうだ、そう思いながら僕は彼らの証言の一言一句に耳を傾けた。
20分ほどのVTRを見終わった後、僕はさらなる情報を求めて、ヒントルームへと向かった。

0:30AM 最初のヒントルーム入室
 
先ほど書いたクイズの答えをスタッフに提示し、最初のヒントルームに入室。部屋にはこの事件の遺留品や被害者の遺体に関する情報が記されたパネルが展示されていた。
少しでも手掛かりを得るため、僕も、そしてその他の探偵たちもみんな遺留品とにらめっこである。
そしてスタッフからさらなる事件情報、もう一つのヒントルームに入るためのクイズをもらう。
この事件情報には村の秘密の核心に迫る情報が書いてあった。徐々に明らかになるコウモリ村の謎。はたしてこの村の秘密とは・・・

そして出されたクイズも簡単に解き、さらなるヒント入手のためにもう一つのヒントルームへ。

0:40AM もう一つのヒントルーム入室

ついに最後のヒントルームに到着。部屋に入り、事件解決のためにさらなる手掛かりを得る。このヒントルームには過去に例のないヒントが展示されており、探偵たちの注目を集めていた。しかし、それを見ても全く何も閃かない。はたしてこの事件を解決することはできるのか・・・

そんな中、スタッフから最後のヒントとクイズをもらう。このクイズは多少手こずったが、それでも数分で回答に成功。そしてこのクイズを解くと、この村に関する驚愕の秘密が明らかになった!まさかこんなことが起きていたとは・・・

0:50AM 最終推理スタート!
 
ホテル内をめぐり、すべての手掛かりを集めた僕。そのあとは部屋に閉じこもり、すべてのヒントとにらめっこで今回の事件の真相を推理する。
ちなみにこのイベントは情報交換エリアというものが存在し、他の探偵たちから情報を得たり、情報を交換し合ったりする場所が設けられている。
新人探偵たちはこのエリアにてリピーターから情報をもらって推理をするのもいいだろう。
もちろんそれ以外の参加者もここで情報を交換し合ってもよい。
さて僕はというと自室にて今回の事件の真相を推理することにした。しかし・・・
 
 
 
 
分からん。全然わからん・・・
 

事件編を見た時からそう思っていたが、今回の事件は手掛かりといえるものが全くと言っていいほど見当たらず、未だに犯人も、トリックの見当もつかない。
解答用紙である逮捕状には、今回の事件の犯人は誰か、どのようなトリックを使ったのか、犯人がこの人であると断定できる理由は何か、などを書くことになっているが・・・
 
 
 
答えが全く分からない。
 
 
いくら考えても全然答えが出てこない。
 
 
 
今回の事件は難しい、もうその一言しか頭に浮かんでこなかった。

ひょっとしたらこの人が犯人でこのようなトリックを使ったのではないか、いやそれは違う・・・

と思考を巡らせるがどれも確定的なものではない。

やがて自分の中で一つ有力と思われる推理、そして犯人を思いついた。しかし今までのヒントから、その人が犯人であるとは考えられない・・・
でも論理的に考えるとこの人が犯人としか思えない・・・うーん分からない・・・
と思考の迷路にはまってしまった・・・

このときすでに2時30分。逮捕状提出締め切りは午前3時。あと30分である。
仕方ない。この推理で提出するしかない。そう思い、僕は僕なりに考えた推理内容を逮捕状に記入して部屋を出た。
このとき2時55分。逮捕状提出締め切り5分前である。

3:00AM 逮捕状提出
 
逮捕状を提出するエリアには僕同様に逮捕状を手に持った探偵たちが列をなして並んでいた。その列に並び、僕も逮捕状を提出する。
他の探偵たちだが、答えが出てこず半ばあきらめるようにして逮捕状を提出したもの、答えを出そうとぎりぎりまで考える者など、さまざまである。
何人かに「どうでしたか?」と尋ねてみたが皆一様に「難しい!」「全然わからない!!」という声が返ってきた。
やはり今回は難しいようだ。はたして自分の推理はあっているのだろうか、そう思いながら自室へと戻った。

4:00AM つかの間の休息

その後、僕は一日の疲れを落とすべく風呂に入り、そしてベッドの上に体を横たえた。しかし頭の中では未だに事件のことを推理していた。
はたして犯人は誰なのか、そのトリックは・・・

考えているうちにいつの間にか眠りに着いた。
 
最終話「解決編」に続く