ミステリーナイト2009  コウモリ村の掟~その村は地図から消された~ その1

名探偵ニコリの事件簿2009
コウモリ村の掟~その村は地図から消された~
第1話 事件編
 
 
8月16日(日) 2:00PM ホテルメトロポリタン池袋
 
戻り梅雨や豪雨などの悪天候が続く日が多かったがその日は空から強い日光が降り注ぐ暑い一日。
ようやく夏らしくなったと思いながら池袋に降り立ち、目的地へと向かう。数分歩くとそこにたどり着いた。

ホテルメトロポリタン池袋。
 
昨年(2008年のこと)はホテル改装の関係もあり、別のホテルでの開催であったため、このホテルを訪れる、そして池袋にやってくるのは実に2年ぶりである。ホテルに行くのはともかく、首都圏に住んでいるのになぜ池袋に2年間も行かなかったのだろうかというのはさておき、今年はどんな事件が待ち受けているのだろうかと思いながらホテルに入った。
 
まずはフロントロビーに。ミステリーナイトのチェックインは3時からだが、いてもたってもいられなかったため、早めにホテルに行き、ロビーでしばし待機。リピーター特典として事前に郵送されてきた情報ファイリングシートを見て今回の登場人物について整理しておく。
 
存在しないはずの村に住む人々。その経歴を読んでみると誰しもがあやしい人物に見えてくる。はたしてこの村で何が起こるのだろうか・・・

そうこうしているうちに僕同様チェックインを待ちきれない参加者が続々とやってくる。そしてミステリーナイト専用の特設受付デスクが設けられ始める。間もなくチェックイン開始である。
デスクの前には毎回参加者の長蛇の列ができるため、すぐにチェックインできるように早めにデスクの前に並んでおく。
 
それが正解だった。
 
いつの間にか僕の後ろにはイベントにやってきた探偵たちの列が!早めに並んでおいてよかった。
ちなみに前から2番目である。でもできることなら先頭に並びたかった。

3:00PM チェックイン開始
 
ホテルスタッフにより、ついにチェックイン開始が告げられる。
デスクにて名前を伝えたのち、ホテルのカードキーと朝食券を受け取り、となりにあるデスクで
探偵手帳、ミステリー新聞などの探偵ツールを受け取る。
いよいよ長い一日の始まりである。
必要なアイテムをすべて受け取ったことを確認するとエレベーターに乗り、自分の部屋へ向かった。

3:10PM 家宅捜索開始
 
自分の部屋に到着したら荷物を置いて旅の疲れをいやすため、しばし部屋でくつろぐ・・・
というのは普通の旅なら許されるだろうが、これはミステリーナイト。そのように休養を取っている暇などないのだ。
まずは家宅捜索。実はこの部屋の中に今回の事件を解くためのヒントなり事件の背景について記したツールが隠されているのだ。それを探さなくてはならない。
さてどこにあるのかな、と思いながらあやしい箇所をいろいろ探す。しかし・・・
 
 
 
 

今回はなぜかなかなか見つからない・・・
 
 
 
タンスの下にあるとか、壁に埋まっているとかいうように、モノを移動させたり壊したりしなければ見つからないということはないので、隠せる場所は必然的に限られるのだが、それでも全く見つからない。
もうめぼしい場所は全部探したのだがなぁ・・・そう思いながら探すがやはり見つからない。
ヒントは一体どこに隠れているのか・・・

探してみること20分。全く見つかる気配がない。そこでちょっと気分転換しようと思い、ある場所に近づいてあることをしてみた・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヒントがあったぁーーーーーーーー!!!!!!!!
 
 
 
 

突然ヒントが現れたことに僕はびっくりした。
まさかこんなところに隠してあったのか!これは一本取られた!!すっげぇーーーー!!!!
声を出して驚きながら僕はヒントを手に取った。

ちなみにある場所に近づいてあることをした、というのはネタバレ防止のためにあえてこういう表現を取っている。
遅くなってしまったがミステリーというジャンルの性質上、ネタバレ防止は避けなければならないので、今回の事件のストーリーはもちろん、犯人は誰か、そのトリックは、ということについては描写を控えさせていただくのでご了承願いたい。

とりあえずヒントを見つけたのでこれでゆっくりできる・・・などと思ってはいけない。
ヒントは室内だけでなく、ホテルの中にも隠されているのだ。室内のヒントを見つけた後は
ホテル内の探索をするように。

3:40PM ホテル内捜索
 
このホテルにはミステリーナイトのイベント用に事件のヒントあるいは事件の背景について記したパネルがいくつか展示されている。この数は毎年違うがいずれも事件の重要な手掛かりが書かれているので、ヒントの内容をメモするなり、あるいはデジタルカメラなどで撮影するのが良いだろう。僕も探偵手帳とデジカメを手にホテル内を捜索。無事にすべてのパネルを発見する。
 
こうして事件編上演前までにすべきことは終了である。ただし、ディナーを申し込んだ探偵はディナー時にもヒントが出されるため、忘れずに入手すること。このディナーを申し込んでない探偵は、事件編上演前にディナーを食べたかどうか、他の参加者に頼んでみるとよいだろう。
そして残りの時間は、ヒントから得た情報の整理や登場人物についての確認をしておくと推理を有利に展開できるであろう。
 
4:20PM 買出し
 
非常に個人的なことなのだが初めてミステリーナイトに参加したとき、夜通しで事件の謎を推理していた時、ものすごい空腹感に襲われた。まさかこんなにお腹がすくとは、と思いながら空腹感と戦いながら推理をしていた。
腹が減っては戦ができぬという言葉もあるため、チョコレートなど頭に糖分を送り込むおやつなどを少し買っておくといいであろう。そういうわけで僕は近くのコンビニに夜のおやつを買いに出かけた。

5:30PM ディナータイム
 
先ほどディナーについて書いたが、このイベントには別料金でディナーを食べることができる。
そのメニューは和洋中と様々であったり、メニュー名は事件内容をほうふつとさせる名前がついていてユニークであったりするが、実はこのディナーの最中にもヒントが提示されるのだ。
一流シェフたちの料理に舌鼓を打ちつつ、ヒントを入手することを忘れないように。
ちなみに僕が食べたディナーは以下の通り。

山深いダムの底に沈んだかれいのカルパッチョ仕入れの関係でかれいがかんぱちになっていた)
閉ざされた生スパゲッティ ボロネーゼ
息を潜める 牛フィレ肉のグリル 薄れ行く意識の中で
洪守村!!ピーチのムース真実の扉が開く
コーヒー
 
なかなかに面白いメニュー名である(^^
どの料理も絶品だった。ごちそうさまでした。
 

6:30PM サザエでございまーす
 
おいしいディナーを食べ終えた後は事件編まで自室にて過ごす。ふと外の景色を見てみようと思い、窓の外から池袋の街並みを眺めてみる。僕のフロアは高層階に位置していたため、夕暮れ時の池袋が一望できる。西の空には太陽が沈みつつあり、いよいよ長い夜が訪れるのだなと思い、視線を太陽の左のほうにやると・・・
 
遠くにうっすらと富士山が見えた!
こんなところから富士山が見えたのにはいたく驚いた。
しばし富士山を眺めた後、日曜日ということもあり僕はサザエさんを見ることにした。ホテルで見るサザエさんというのもなかなか格別である(^^

そして最後に次回予告の後のじゃんけん勝負。これに勝てばミステリーナイトでもいい結果が出せる!!
そう思いながら挑んだ勝負は・・・
 
 
 
 
サザエさんの手はパー。
 
 
 
 
僕もパー・・・
 

あいこであった。
 
 
 
負けはしなかったが勝てなかったのが妙に悔しかった。時刻は夜7時・・・
 
 
 
8:30PM 開場
 
事件編上演の会場が遂に開場。多くの探偵たちが会場入りする。その前にまずは探偵登録カードを受け付けに提出。これには自分の名前、そして部屋番号を書いておくのである。その後、新人探偵(初参加の探偵)、リピーターごとにそれぞれヒントが配られる。僕はリピーターであるのでリピーター用のヒントをもらったが、書いてあることをみても、何を意味するのか現段階では不明である。しかし、後々事件を解く時に大きなカギとなるのでこの点に注意しながら事件編を鑑賞すること。
 
なお新人探偵にも同様に新人探偵用のヒントが配られる。僕はこのヒントをもらった方に声を掛けてみた。
快くヒントをくれる新人探偵。僕も同様にリピーター用のヒントを提供する。
 
このような情報交換は許可されている、というよりむしろ情報を積極的に交換しなければ事件は解決できないと言っても過言ではない。先ほどのディナーヒントも、ディナーを食べてない方は、食べた方から入手することをお勧めする。

さあいよいよ会場に入場である。

この会場は全席指定となっており、だいたい予約順に席が割り振られるようになっている。早く予約すれば前のほうの席に座れるので早めに予約するように。
ちなみに僕は会場中央手前の左端の席だった。見づらい席だなと思いつつ、仕方ないのでそこに座る。
席に座った後はステージを眺める。ステージ上には今回の事件の舞台となるコウモリ村の中にある施設を表現したと思われるセットがあった。どんなものだったのかはネタバレ防止のため書かないが、なかなか雰囲気のあるセットであった。
 
はたしてこの舞台の上でいったいどんな事件が起こるのだろうか・・・

9:00PM 事件編上演開始!
 
ミステリーナイト出演者の一人であるKONTAさん(今回は映像出演のみ)作曲のミステリーナイトのテーマ曲
"Going to Mystery night"が流れたのち、司会者である岩本さつきさん登場。今回の事件のあらましが説明される。
 
この岩本さんは登場時に自己紹介をされるが、事件編を見終わるたびに僕は、「司会のお姉さんの名前なんだったっけ・・・?」と、なぜか名前を忘れてしまう・・・orz
ミステリーナイト2007でこの女性に初めて出会って以来、3度目のミステリーナイトでやっと名前を覚えたよ・・・(^^;
こんなあやふやな記憶力で事件編の内容をすべて覚えられるのだろうか・・・

ちなみにテーマ曲だがこのCDが出ないものかと思っていたりする。実はこの曲をひそかに気に入っており、特に
 
♪チャラッ、チャッチャッ、チャラッ、チャッチャッ、チャララッ、チャーッチャッ
♪チャラッ、チャッチャッ、チャラッ、チャッチャッ、チャララッ、チャーッチャッ
 
の部分は、年に一度しか聞けないのだがしっかりと印象に残っているメロディーなのである。
 
聞いたことのない者にはどんな曲か全く分からないだろうが、というかこんな文字にしてみてもこの曲がどんな曲なのか全く伝わらないだろうが、その方々のためにもぜひCD化してほしい。

さあそんな中、ついに事件編スタートである!

・・・しかしやはりネタバレ防止のため、詳しいストーリーは割愛させてもらう。
ただ一言言えば、先に書いたとおり左端に座っていたため、所々見づらいシーンがいくつかあったのが残念である。

9:50PMごろ 事件発生!!
 
ついにコウモリ村で恐るべき事件が起きた!そのシーンの演出はなかなかミステリーっぽくてよかったが、座席の都合上、最初は何がどうなってるのかいまいち分からなかった。その点は残念だったが、なかなかにショッキングなシーンだった。どんなシーンなのかはぜひその目で確かめてほしい。
 
 
数分後、事件編の上演が終了し、司会の岩本さんが再び登場。このあとの予定について説明があり、さらに今回の事件についての手掛かりを記したシートをもらい、一度退場。部屋に戻るもよし、ロビーに手待機するもよしである。僕はいったん部屋に戻り、これまでの出来事について整理することにした。

退場時にもらったシートをもらい、事件についての手掛かりを探す僕。はたしてこの事件の謎を解き明かすことはできるのか?そして最優秀探偵賞を獲得することができるのか!?
 
なお、ひとつだけ非常にマニアックな話をすると、事件編のラストシーンではゲーム「バイオハザード2」のボス戦の曲が使われていた。「まさかバイオハザードの曲が使われるとはww」そう思いながら僕は今回の事件の推理にかかった。
 
 
 
第2話 捜査編へ続く