ミステリーナイト2010  崩れゆく摩天楼~ゆえにその名をバベルと呼ぶ~ その2

名探偵ニコリの事件簿2010
崩れゆく摩天楼~ゆえにその名をバベルと呼ぶ~
第2話 捜査編

 
 
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事件編その1
 
事件編その2
 

10:00PM 情報整理
 
続いては捜査編上演および質疑応答コーナーとなっている。それまでは休憩時間となっているがいったん僕は部屋に戻り、今回起きた事件について整理し、現在までに与えられた情報から事件の真相について推理することにした。
しかし、今回もまた事件編の中で有力と思える手掛かりが少なく、事件の真相の一端すらつかむことはできない。

いったい誰が犯人なのか・・・

そう考えているうちに捜査編上演の時間となったので僕は部屋を出て会場へと向かった。
 
10:45PM 捜査編&事情聴取
 
まずは捜査編上演ということで、事件編の続きが上演される。この捜査編では、ある人物から今回の事件に関する驚きの事実が告げられた。
しかし、それでも事件の真相はつかめない。
はたして僕は犯人の正体を突き止めることができるのか・・・
 
捜査編終了後は事件の関係者への「事情聴取」コーナーとなる。事情聴取と銘打ってあるが、平たく言えば、参加者が事件の関係者に直接質問をする質疑応答のコーナーである。

何か気になった点があれば手を挙げ、コーナー司会の九十九さんに指名されれば質問をすることができるが、質問内容およびその回答は参加者全員が知るところとなるので事件の真相に迫る鋭い質問をした場合、他の探偵たちにも大きなヒントを与えることになる。そのため、どのように質問をするかというのが非常に重要になるのだ。

毎回鋭い質問が出た場合はそれを示すサインがあります、とアナウンスされているが、僕が参加した中でそのサインは今まで一度も出されたことがない。
 

というか今回はそのようなサインについてのアナウンスすらなかったなぁ・・・
 

まあ実際、該当するような質問は今回は出なかったのだが・・・
ちなみに僕も質問してみたが、特に事件の真相とは関係のないようなものだった。ちょっと残念である。
 
11:40PM 捜査開始!
 
捜査編および事情聴取終了後、新たな情報を記したヒント、解答用紙である「逮捕状」、そして今回の事件の手掛かりが展示された部屋、ヒントルームへ入るためのクイズが手渡される。
ヒントルームに入るためのクイズは毎回パズル的な問題となっており、パズル好きな僕は簡単にこのクイズを解くことができた。そしてそのまま最初のヒントルームへ向かうことにした。
ヒントルームで今回の事件現場に関する様々な情報を入手。これを見ることで、事件の全体像の輪郭が見えたような気がする。
 
「おそらくこういうことが起きていたんだろう・・・」
 
そう思いながら、ヒントルームの出口にてもう一つのヒントルームに入るためのクイズを受け取る。
 
 
が!しかし!!
 
 
このクイズはパズルではなく、事件の核心をずばっとついた質問が出題されていた!
 
 
おいおい!この段階でこれを聞くか!

そう言う感じのクイズだった。

これだけではどんな問題なのか全く分からないだろうが、ネタバレ厳禁でレポートを書いているため、こういう分かりにくい表現でしか言い表せないことを許してほしい。
 
さてこのクイズは解けるのだろうかと思ったが、これを解く前に僕は・・・
 
 
見たいテレビがあったため一旦部屋に戻ることにした。
 
 
 

こんな大事な時に見たいテレビでもあるのか!?
 
 
とツッコミを入れたあなた。
 
 
 
 
 
 
 
 
まさにその通りなのだ!!
 

8月15日(日) 0:00AM ヒントVTR鑑賞

ついに日付が変わった。

このときから部屋のテレビにて、今回の事件に関するヒントVTRが流れるのだ。この中にも色々と重要な情報が入っているため、必ず見るように。
今回のVTRでは羽田惠理香さん、村松利史さん、鈴木コウヤさんといった、よく舞台に出演している面々が出演していた。
できることならこのお三方には舞台でお目にかかりたかった
(特に村松さんのボレロはまた見てみたいものだ(^^)が、映像での出演というのもなかなか新鮮味があってよかったと思う。
そんな彼らの出演するヒントVTRでは、今回の事件に関連する重大情報を入手することができた。どんな情報だったかは、VTRを見てのお楽しみである。
 
なお、今回のヒントVTRにはある趣向が用意されている。どんなものなのかは、ぜひイベントに参加して確認してほしい。
 
0:30AM もう一つのヒントルーム入室
 
ヒントルームは2つあり、そこに入るためにはクイズを解かなければならない。
そこで僕はヒントVTR鑑賞後、もう一つのヒントルームに入るためのクイズを解くことにした。
例の、事件の核心に迫る問題が出題されたクイズ、である。
 
手掛かりが少ない現段階でこのクイズを解けるのだろうか、最初はそう思ったが、これまでに入手したヒントをよく吟味すると・・・
 
「なるほど、こういうことか!」
 
ちゃんと答えは出てくるようになっていた。そして、おそらくこれが答えだろうというものにたどり着く。
さて正解しているだろうか、そう思いながらヒントルームに到着し、その答えをスタッフに提示する。

結果は・・・
 
「正解です!」
 
 
よしっ!

答えを一発で正解したことに満足しながら僕はさらなる手掛かりを求めてヒントルームに入った。
徐々に謎を解く手掛かりが集まってくる。そしてヒントルームのヒントを全て確認し終えると最終情報を入手することができた。これで謎を解くヒントはすべて提示されたことになる。
しかし依然として真相は闇の中に包まれている。はたして今回の事件の真相は・・・?

0:50AM 最終推理スタート!
 
ホテル内をめぐり、すべての手掛かりを集めた僕。そのあとは一旦情報交換コーナーに行き、空いていたテーブルで今回入手したヒントがすべてそろっているかという確認も兼ねて、本格的に事件の真相を推理し始める。

ちなみにこの情報交換コーナーでは、他の探偵たちから事件に関する情報を得たり、自分の考えを述べて推理合戦をしたりすることができる。もちろんこの場所以外でも情報を交換し合ってもよい。

こうしてコーナーの一角で推理をしていると、僕のいたエリアにちらほらと他の探偵たちがやってきた。同席を歓迎する僕。中には新人探偵もいて、ヒントルームに入るためのクイズが解けず困っていた人もいた。

やはりあのクイズはなかなか解けないよな、そう思いながらその人の手助けになるように、答えを直接言わないように気をつけながらクイズを解くためのヒントを提供した。
 
「ありがとうございました。頑張って考えてみます」

と言ってその方は席を離れて行ったが、無事にクイズが解けただろうか・・・

そんな中、「どうですか?」と一人の男性が声を掛けてきた。机から顔をあげ、その方を見てびっくりした。
 
 
 
 
 
なんと、出演者のメイビさんではないか!!
 
 
 
いったん推理を中断し、お話をしてもらう僕。

メイビさんからは、事件の真相は当然のことながら教えてはもらえないが、謎解きのアドバイスを色々ともらった。
 
「むずかしいですねぇ。でもヒントをよく見ていると、複雑に絡んだ糸がほぐれてきているような気がします・・・」
 
と答える僕。見事に真相を見抜ければよいが・・・
 
そしてメイビさんと一枚写真を撮ってもらった。メイビさん、ありがとうございましたm(_ _)m
 
さあ、推理再開だ!

1:00AM 新人探偵、全員集合!?
 
その後も同席した探偵たちと会話をしながら推理をする僕。通常僕は部屋にこもって推理をするが、部屋に戻る時間すら惜しくなってしまったため、今回は情報交換コーナーで推理をすることにした。夜のおやつが食べられないなあと思ったのはさておき、入手した全ヒント、そして逮捕状に書かれている設問内容を確認し、推理に挑む。
 
が、しかし・・・
 
やはり「これだ!」と思える手掛かりが見当たらず、犯人が誰なのかさっぱり分からない。
昨年は犯人を外しているため、今年は絶対犯人を当てるぞと意気込んでいるのだが、その意気込みが空回りしているようだ。

手掛かりはどこにあるんだ・・・

そう思いながら推理していると
「こちらの席よろしいですか」
とまた探偵たちが集まってきた。聞けば今年初参加の新人探偵のようだ。いいですよと歓迎する僕。

話を聞くと、あるヒントのことで悩んでいたようだ。
それに関してその探偵は、おそらくこうだろうという推理を展開した。それに対して、僕もそう思いますと、同じ推理内容であることを伝える。そこからお互いに犯人の正体について検討を始めたのだが、少しするとまたまた探偵たちがやってきた。この人も新人探偵らしい。
 
話を聞くと、先ほどまで僕たちが検討していたヒントについて悩んでいたようだ。
 
「実は先ほどその話をしましてね・・・」

と言ったのち、こういうことだろうとヒントを提供する僕。
 
そしてしばらくすると、またまたまた探偵がやってきた。どうやらこの人も新人探偵らしい。
話を聞くと、またまた先ほど僕たちが検討していたヒントについて悩んでいたようだ。
 
「実は先ほどその話をしましてね・・・」
 
 
 

これを合計で3,4回は繰り返したような気がする(^^;;;;

そして気がつくと僕の席には、僕を含めて8人くらいの探偵が集まっていたのだが・・・
 
 
 
僕以外は見事にみんな新人探偵であったwwwwwwww
 
 
なぜここだけ新人探偵さんが集まるのかwwww

そう思いながらとりあえずリピーターとしてアドバイスを出し続ける僕。
そして彼らとともに事件の真相を推理することにした。
 
さてことわざには「三人寄らば文殊の知恵」とあるが、8人集まっても決定的な推理が出てこない。
自分の中ではこの人が犯人じゃないか、という推理があるのだが、やはり決定打とも言える手掛かりがないため
どうもその推理に納得できない。新人探偵たちも、どこにヒントがあるのか分からない様子である。
 

初参加の彼らはともかく、これが5度目の参加の僕が何も有力な情報をつかんでないのはどういうことだと思いながらとりあえず推理をする。
 
 
そうこうしている間にも刻一刻と時間は過ぎていき、気がつくと2時50分。
 
逮捕状提出締め切りは午前3時。タイムリミットまであと10分である。
 
「もうこんな時間!?」
焦る新人探偵たち。その気持ち、よ~くわかりますぞ(^^

かく言う自分も、「あと1時間は時間がほしい」と大部分が真っ白な逮捕状を見ながら思った。
しかし時間は待ってはくれない。そのため、今回みんなと検討し合った推理内容で提出するしかない。そう思い、必死になって逮捕状の空白を埋めた。
 
3:00AM 逮捕状提出
 
「逮捕状を提出してくださーい」というスタッフの声がする。ついに逮捕状投票締め切りの時がきた。
逮捕状を提出する探偵たち。僕も名前と部屋番号を記入したことを確認し、逮捕状を提出し、自室へ戻った。
何人かに「どうでしたか?」と尋ねてみたが「難しい!」「全然わからない!!」という声が返ってきた。
僕もさっぱりという感じである。一度でいいから「おそらくこれであってると思います!」と言えるほどの推理を披露してみたいものだ。

4:00AM 就寝
 
その後、一日の疲れを落とすべく風呂に入り、そしてベッドの上に体を横たえた。時刻は午前4時。
解決編は明朝10時30分開演である。寝過ごさないようにアラームをセットし
「おやすみなさい・・・」
ほどなくして僕は眠りについた。

 
最終話「解決編」に続く