ミステリーナイト2011 HIDE AND SEEK ~標的になった男たち~ 第3話

 
名探偵ニコリの事件簿2011
 
HIDE AND SEEK
~標的になった男たち~
 
第3話 捜査編 その1
 
 
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第1話 準備編
 
 
第2話 事件編
 
 
10:45PM 「何であなたが!?」な事情聴取
 
「事情聴取」とは事件の関係者に探偵たちが直接質問し、情報を得ることができるコーナーである。どんな質問をしてもよいが、質問は全員が見ている中で行われるので、同じ質問に対する答えは他の探偵たちにも伝わってしまう。下手をすれば貴重な情報を他の探偵にも与えてしまいかねないため、質問のさじ加減が重要となる。
また、犯人は自分に都合の悪い質問が来た場合は当然嘘をつくため、相手の答えが本当か嘘か見分けなければならない。
 
このコーナーは挙手制により質問者が決定されるのが基本だが、時には事前に質問を書いて質問ボックスに投函し、選ばれた質問のみにこたえるという形式もある。
今回は挙手制での事情聴取が行われたがそれに先立ち、九十九一さんから他の出演者に一人ずつ尋問が行われ、その後探偵たちから質問するという形式になっていた。
舞台の左端に九十九さん、右端に尋問を受ける隊員が一人ずつ登壇し、尋問が行われる。
思えばこのように九十九さんが尋問するのは2007年以来だなあ、懐かしいなあと感慨にふけりながら尋問内容に耳を傾ける。
全員の尋問が終わった後は、メイビさんから九十九さんへ尋問が行われた。
 
ちなみにこのお二方は実の親子である。
親子でお互いに尋問。何とも貴重な(?)光景である。
 
ちなみにちなみに当然のごとく被害者に尋問はできないのであしからず。
 
 
さて、九十九さんによる尋問が終わった後、九十九さんの号令で全隊員が舞台上に再登場。舞台右端から出てきて用意された丸椅子に順番に腰掛ける…
 
 
のだが、この中で右から3番目にあった椅子だけがなぜか背もたれつきの立派な椅子だった。
 
「何でここだけ椅子が違うんだ?」と椅子を見た瞬間からずっと疑問に思っていた。
そんな中隊員たちが登場したが、その中の一人を見て僕は思わず「えっ!?」と声をあげてしまった。
そしてその声は会場に伝播したらしくあちらこちらで
 
「ええっ!」
 
「うそでしょ!」
 
「どうしてこの人が!?」
 
 
というざわめきが起こり始めた。
 
一方舞台上の出演者たちはそのことに気付いているのかいないのか、何事もないかのように九十九さんを除いた全員が椅子に座る。そしてまずは特殊訓練中の隊員らしく、九十九さんが「番号!」と号令をかける。
 
 
1!2!3!4!5!6!7!   ・・・???
 
 
何か引っかかるような顔をする九十九さん。
 
「もう一度番号!」
 
 
1!2!3!4!5!6!7!   ・・・は、8!!
 
とりあえず九十九さんも最後に番号をコールするが、やっぱり何か引っかかるような顔をする九十九さん。
なぜか数が合わないのだ。
 
事件に参加していた隊員は8人。1人が死体となって発見されたため、残る隊員は7人のはずなのだが、なぜか壇上には8人いるのだ。
このことについて壇上の出演者は、やはり何事もない風を装っている。そんな中、探偵たちによる質疑応答が始まった。
 
 
探偵たちから色々な質問が飛び出る。そしてそれにこたえていく出演者たち(右から3番目の人を除く)。
少しでも事件の謎を解くヒントを探ろうと質問を投げかけ、その回答を懸命にメモする参加者たち。
そんな中、こんな質問が飛び出た。
 
 
「右から3番目の女性はどなたですか?」
 
 
会場から大爆笑が起こった。そして九十九さんが満面の笑みでこたえる。
 
 
「よくぞ聞いてくれました!!!!」
 
 
 
では何が起きていたのか改めて説明しよう。実はこの回の事情聴取コーナーにはな、な、なんと・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
羽田惠理香さんが飛び入り参加していたのだ!
 
右から3番目の椅子だけが背もたれつきだったのも、番号が合わないのも全部羽田さんがいたからである。
 
「羽田さんに触れてくれる人がいなかったらこの人はほったらかしになったまま出番が終わるところでした!」という九十九さん。その後、羽田さんの紹介の後、今回飛び入り参加した経緯が九十九さんから説明される。
実はこの日、羽田さんは出演者の皆さんに差し入れを持ってきていたようであり、そこで急きょ舞台に上がってもらおうという話になったようだ。
何とも嬉しいサプライズではないか。
 
そして、なんと羽田さんがかつて所属していたアイドルグループ「Coco」のデビュー曲を歌うというミニライブまで行われた!!
大いに盛り上がる会場。だが次第にこれがミステリーナイトなのだがライブなのだか分からなくなってきた(^^
 
…とまあ一盛り上がりしたところで再び事情聴取に。
僕も質問を考え、事情聴取してみることに。
時間の都合上質問者数は限られているが何とか最後の質問者として指名してもらえることになった。
 
この質問だがどうやら事件の真相に迫るものではなさそうだなと回答を聞いてそう思った。
 
 
 
だが、この質問がのちに大きな意味を持つことになるとは、僕はまだ知る由もなかった。
 
その後、さらなるヒントツールおよびヒントルームへ入るためのクイズ、そして逮捕状が配布され、本格的に推理を開始することとなった。
はたして僕は事件の真相にどこまで迫れるのだろうか。
 
 
11:30PM 手掛かりを集めろ!
 
ミステリーナイトでは館内に2か所「ヒントルーム」が設けられており、その中には事件の手掛かりとなる遺留品や登場人物に関する情報などが提示されている。この手掛かりも事件を解く上で重要となるが、このヒントルームに入るためには、入室するためにクイズを解かなければならない。
このクイズは簡単に解けることもあればなかなか難しく、一筋縄ではいかない問題が出題されることもある。だが解かなければ先に進めないので、頭をフル回転させて解く必要がある。
 
まず一つ目のヒントルームにはいるクイズだが、今回はとても難しく、なかなか。他の探偵たちもみんなうんうん唸っているらしく、なかなか解けない。あーでもないこーでもないと色々考えた末、見事クイズを解くことに成功した。
このとき僕の周りではクイズを解く人々でいっぱいだった。早い段階でクイズが解けたことにいくばくかの優越感を感じ(悪い奴だなあ僕は)、一足お先に失礼し、ヒントルームへ向かった。
クイズは見事正解。ひとつ目のヒントルームに入室し、手掛かりを得る。
 
一つ一つ手掛かりを眺め、事件に関する情報を得るがそれらがどのようにして事件の解明に結びつくのか、今はまだ分からない。謎を解けることを信じて情報を集める僕。そしてすべての手掛かりを集めた後、もう1つのヒントルームに入るためのクイズをゲット。
 
先にも話したがヒントルームは2つあり、それぞれクイズを解かないと入れないのだ。2つ目のヒントルームに入るクイズも結構難しいが、クイズを解くための手掛かりを考える。
 
10分ほどが経過したのち、クイズの正解にたどり着く。答えを見直してみたがどうやらこれであっていそうだ。
その答えをもう一つのヒントルームの前に立っているスタッフに掲示する。
結果は…
 
「はい、正解です」
 
よしっ!クイズを一発でクリアできたことに喜びながらもう一つのヒントルームへ入室。さらに手掛かりをゲットする。
どちらのヒントルームも早い段階でクイズを解き、入室できたのでヒントルーム内にほとんど人はおらず、ゆっくり手掛かりを確認することができた。
 
さあ、これらの情報をもとに謎を解け!!
 
 
 
…といきたいところだが実はもう一つだけすることがある。
 
それは…
 
 
 
 
部屋に戻ってテレビを見ることである。
 
 
 
こんな時に見たいテレビ番組があるのか!
 
とつっこんだあなた。
 
 
 
 
 
まさにその通りなのだ!!!!
 
 
 
 
 
…ということを例年なら書くのだが、実は今年は特にこんなやり取りを書く必要がなかった。
 
もう書いてしまったあとで否定するのもなんだけどね…(^^;;
 
 
8月14日(日) 0:15AM ヒントビデオ鑑賞
 
ミステリーナイトで入手できるヒントはヒントルームやヒントツールのヒントだけでなく、客室内のテレビで流れる「ヒントビデオ」というものがある。このビデオでは事件の関係者や周辺人物、事件の捜査にあたっている警察関係者らの証言が聞けるのだ。
この中にも重要なヒントが隠されているので必ずチェックするように。
 
しかし今年は客室でのヒントビデオ上映はなく、事件編の上演された会場に設置されたスクリーンに映像が流されていた。その映像を見てさらなる手掛かりを入手する。
 
7,8分ほどの映像を見たのち、ついにすべての手掛かりが出そろった。さあ、いよいよ最終推理のスタートだ!
 
 
…さて非常にいいところではありますが、またしても文字数制限に引っ掛かったため、ここで記事を分けます。
続きは「第4話 捜査編 その2」でどうぞ。