ミステリーナイトまであと2週間!&ブラック・ブレッド公開記念イベント参加報告

どうもお久しぶりです。名探偵ニコリです。
いつの間にか梅雨も明け、連日猛暑日になるという暑い日が続いてますが皆さん元気にしてますか。
 
さていよいよ今年のミステリーナイトまであと2週間を切りました!
東京大会ではホテルメトロポリタンさんのイベント公式ページで事前情報が配信されたり
メールマガジンのほうでミニクイズも出題されたりと、開催に向けて盛り上がっています。
 
さて今回は前回…といっても6月ですが(^^;;;;
に書いたミステリーナイトの前哨戦とも言うべき謎解きイベント「ブラック・ブレッド公開記念謎解きイベント」の様子を、今更ではありますが、簡単に書いてみたいと思います。

まずは「ブラック・ブレッド」という映画について簡単に説明したいと思います。
内乱に揺れた1940年代のスペイン・カタルーニャ。そのとある小さな村に住む11歳の少年・アンドレウ。
富める者は白いパンを食べ、貧しい者は味のない黒いパン(ブラック・ブレッド)を食べることしか許されないなど、貧富の差によって生まれる厳しい身分制度に縛られながらも、懸命に生きる日々を送ります。
そんな中、彼はある日、森の中で1組の父子が血まみれになって倒れているのを発見します。
父親はすでに絶命、子供のほうは自分の友達であり、かろうじて息はしていたのですが、その子は
 
「ピトルリウア……」
 
と謎の言葉を遺し息絶えてしまいます。
 
ピトルリウアとは、森の奥にある洞穴にすむといわれる羽根をもつ怪物であり、子供たちの間で噂になっている恐怖の存在です。
事件解決のため、警察の捜査が始まりますが、事件の容疑者として浮上したのはアンドレウの実の父親。以前から政治的な活動を続けていたこともあり、警察の厳しい追及を受けることになります。
父の無実を信じるアンドレウは母親と村の人々とともに父を救うために活動を続けますが、そんな中、アンドレウは周りの大人たちの汚い現実をまざまざと見せつけられることになります。
 
やがて彼は、事件の真実を知ることになるのですが…?
 
人間の心の闇をあぶりだしたダークミステリー。「ダーク」と銘打ってあるだけあって、物語の全編に陰鬱な描写が結構多かったですね。今もまだ公開されているとは思いますが、一部グロテスクな映像がありますので、ご覧になりたいと思っている方はご注意を。
 

さて映画の紹介はこの辺にして、謎解きイベントの様子を報告しましょう。
今回のイベントのタイトルはこちら。
 

映画「ブラック・ブレッド」公開記念
参加型本格ミステリーイベント×プレミア試写会
ライアービレッジ~バウマスの森の怪物~
 
<ストーリー>
映画「ブラック・ブレッド」公開を記念して行われた特別試写会。
試写の前には人気劇団「秘密結社JKSS」による映画本編にインスパイアされた演劇が行われることになった。
試写会当日。イベント会場は劇団のファン、映画に期待を寄せるファンなどでにぎわっていた。
そしてイベントが始まり、まずは劇団による演劇が始まったのだが…
 
その最中、劇団員の一人が謎の死を遂げた。事故か、自殺か、それとも殺人なのか…

この事件の真相とは…!?

出演者:メイビ・佐野バビ市・主浜はるみ・原澄人・J.K.Goodman

…という内容のイベントです。

参加者たちは会場内の様子を探ったり、配布された情報シートに記載のある手掛かりや容疑者である劇団員たちの証言を見たり、容疑者たちの遺留品が写っているパネルを見て事件の犯人、トリックなどを推理します。
推理内容は逮捕状と呼ばれる解答用紙に記入します。
この辺は通常のミステリーナイトイベントと同じなのですが、一つだけいつもと違うことがありました。
それは…
 
 
 
 
 
 
 
 

推理時間が40分ほどしかなかったこと!!!!
 
 
 
 
 
これを聞いた時は会場から「えーっ!」というどよめきが起こりました(^^
いつものイベントでは夜通し推理をすることになるのですが、今回はあまりにも時間が少ない!
こんな短時間で推理なんてできるか!!と思う方が多数いたと思いますが
とりあえずできるだけのことはしようと懸命に情報を精査し、事件の真相について推理を始めました。
短い推理時間の中、劇の様子を思い出し、手掛かりシートに目を通し、
ああでもないこうでもないと推理を続ける僕。

やがて、
 
「もしかしたらこういうことではないか…」

「間違いない!こいつが犯人だ!!」

と、ひとつの推理が完成。しかもこの推理は正しいのではないかと妙な自信を感じました(^^

一連の推理を解答用紙に記入し、提出。そして始まった解決編の上演。
自分たちの仲間が殺されてしまったことに動揺する劇団員。彼らは事件の様子や自分たちの証言を整理しながら事件の真相に迫ります。
そしてついにたどり着いた事件の真実。犯人とトリックが明かされたのですが、その内容は僕の推理と……
 
 
 
 
 
 
 
……
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
だいたいあっていたのです!!!!
 
おおやった!これはもしかしたら入賞してるのではないか!?
なんてことを思いながら最後まで解決編を鑑賞しました(^^
 
その後はプロデューサーの城島さんから模範解答の発表がありましたが、それを聞く限りでも
やはり自分は高得点が取れているのではないか、と妙な自信を持っていました。
こうして謎解きイベント編は終了。その後、「ブラック・ブレッド」の特別上映が始まり
上映終了後に表彰式となりました。

まずは準名探偵賞の発表から。これは優秀賞とまではいかないまでも一定点数を取った参加者に送られる賞です。
およそ10名ほどの方が受賞されてましたが、ここでは僕の名前は呼ばれませんでした。

実は模範解答を聞いた時と準名探偵賞のボーダーライン(入賞基準となる点数も同時に発表されます)を聞いた時
「これは優秀探偵賞取れてるのでは!?」とやはり妙な自信を持っていたのです(^^
 
そして発表された優秀名探偵賞。今回は5名の入賞者がいました。
「頼む!入っていてくれ!」と思いながら名前が読み上げられていくのを聴きます。
そう思っていたときでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「続いての入賞者は、名探偵ニコリさんです!!」
※注 実際は本名が呼ばれました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
やったああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 
 
 
 
ついに、ついに、ついに入賞を果たしました!!
ミステリーナイトに参加して早6年。最初に参加した時に優秀新人探偵賞をもらいましたが、
それ以来入賞したことはありませんでした。
最近は推理の大筋はあっているものの、細かい部分で点が取れずに入賞できなかったこと、犯人を外しまくっていたことなど惨憺たる結果に終わってばかりでした。
そんなこともあったため、入賞したと知った時は本当にうれしかった!
 

そんなこともあって、名前が呼ばれた瞬間、「よしっ!!」と思わずガッツポーズしてしまいました(^^;;
周りにいた方、驚かせてしまって申し訳ありませんでした…
 
ともあれステージ中央に進み出て入賞賞品を受け取る僕。
映画のポスターや一般人はめったに見ることができないプレスシート、そして、優秀探偵の証である銀バッジをもらいました!

今まで多くの方が受け取るのを眺めてはうらやましいなと思っていたバッジ。ついにそれを僕も受け取ることができました!

「これが銀バッジか!!」

手に収まるバッジを眺め、しばし感激していました(^^
 
そして最後に最優秀名探偵の発表。優秀探偵賞のトップの方に5点差という大差(ミステリーナイトでは1点差で最優秀と優秀賞が分かれたりするので、5点差は大差というレベルになります(^^)で優勝でした。お見事!!
 
その方はステージ上に上がり出演者の方からインタビューを受けるのですが、緊張しているからか優勝の喜びを控えめにしか語りません。
それを見た出演者の佐野バビ市(と書いて「ばびっち」と読みます)さんから
 
 
 
「(僕のほうを指しながら)彼みたいに思いっきりガッツポーズしてよ!!」
 
 
なんて注文が入りました(^^
どうやら僕のガッツポーズ、バビ市さんには好評だったようです(^^
バビ市さんありがとう(^^

そして最優秀名探偵へのインタビューも終わり、最後は出演者を代表してメイビさんからの挨拶と城島さんからの告知がありイベントは終了となりました。
 
イベント終了後、城島さんとお話しする機会がありましたので少しだけお話しさせてもらいました。
入賞できた喜びや5月のリアルスパイゲームのアフタークイズの話をしたのち、話題は今年のミステリーナイトになりました。
僕は無事予約できましたが、予約した東京公演の土曜日の回は5分ほどで完売したと伝えると城島さんは非常に驚いてらっしゃいました。
こんな話をしていると、なんと出演者のメイビさんまで登場!そんなメイビさん、僕を見るなりこうおっしゃいました。
 
 
 

「いつも来てくれてありがとうございます」
 
 
 
 
 
何とメイビさん、僕のことを覚えてくださっていたのです!!

メイビさんがミステリーナイトに出演されるようになってからは、推理中やイベント終了後に何度かお話しさせてもらったり写真を一緒に撮ってもらったりしたことはあったのですが
一度も入賞したことがなく、ましてや名前を名乗ることなど一度もなかったのです。
そんな僕のことを覚えていただいていたとは!!
入賞したことももちろんうれしかったですが、このことはそれ以上にうれしかった!そんな気持ちになりました!
メイビさん、本当にありがとうございましたm(_ _)m

こうしてブラック・ブレッド公開記念イベントは幕を閉じました。ミステリーナイトの前哨戦と位置づけていたこのイベントで入賞できたのは本当にうれしかったです。この調子で2週間後のミステリーナイトでも入賞して、またガッツポーズを、周りのお客さんの迷惑にならない程度に繰り出したいと思います(^^

以上、ブラック・ブレッド公開記念イベントの参加報告でした。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m