ミステリーナイト2012 綾辻行人殺人事件 ~主たちの館~ 第2話
名探偵ニコリの事件簿2012
綾辻行人殺人事件
~主たちの館~
第2話 ???編
※???に入る言葉は最後にわかります。
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第1話
9:00 開演
時間になると舞台の左側から司会者である岩本さつきさんが登場。
参加する探偵たちへの歓迎の挨拶の後、ミステリーナイト2012の開始が告げられ、今回の事件のあらすじが伝えられる。
今回の事件は・・・
ミステリーナイト25周年、そして綾辻行人氏の作家生活25周年を記念して特別公演が行われることになった。
7月末にとあるホテルで行われたプレビュー公演は、出版関係者、報道関係者、そして抽選に当選し、公演に参 加できることになった多くのミステリファンが詰め掛ける一大イベントとなった。
しかしその最中、舞台上で不可解な事件が発生し・・・
というもの。
果たしてこの事件の真相は・・・?
果たしてこの事件の真相は・・・?
そして岩本さんの前説が終わったあと、公演が始まった。
今回の公演は雷が鳴り響いたり大雨が降る音から始まった。
このプレビュー公演は大雨の降る日に行われたという設定であるため、この効果音が入った。
悪天候のホテルの中で起きた不可解な事件。まさにミステリーの定番である。
やがて雨の音がフェードアウトすると・・・
「いやあすごい雨だったわねぇ~」
といいながら一人の人物が客席の最前列の前を通っていく。
口調は女性だがその声質はどう聞いても男性である。
ミステリーナイト2011に参加した方なら、この口調で誰が登場したかお分かりだろう。
佐野バビ市さんである。
・・・名前、読めます?か(^^
「ばびいち」と読んだあなた。
おしい!!
これは「ばびっち」と読むんですよ。ちゃんと覚えておきましょうね(^^
バビ市さんはミステリーナイト2011にて初出演し、その独特のキャラで人気になった人である。
どんなキャラかというのは先ほどのせりふから明らかだろうが、いわゆる「おねえキャラ」を演じている。
ただ、普通の男性役も演じていたりするので、根っからのおねえというわけではない、と思われるが・・・
う~んいったいどうなんだろうか・・・
まあこの辺はよく分からない&ミステリーとはまったく関係ないので説明は省略させてもらおう(^^;;
そんなバビ市さんは今回、綾辻行人の大ファンである客を演じており、その格好も綾辻氏の服と同じものを着ているという筋金入りの綾辻ファンである。
現在はプレビュー公演の会場に着いたと いう設定で演じている。
現在はプレビュー公演の会場に着いたと いう設定で演じている。
「さて私の席はどこかしら~」
探偵たちの座る客席の最前列を横切り、中央にある通路に入った。
このとき、観客全員の視線はバビ市さんに向いている。
当然僕もバビ市さんの動きを目で追っていた。
当然僕もバビ市さんの動きを目で追っていた。
そのとき、である。
どういうわけかバビ市さんと目があったような気がしたのだ。
そして、事件は起きた・・・
「ナニ見てんのよ、アンタ!?」
そう言いながら僕のほうに向かってきた。
あら?これはもしかして・・・?
その予感は当たっていた。バビ市さんは
「私は客なのよ!今日このミステリーナイトに参加しに来た客よ!」
僕の目の前、本当に目の前で芝居をする。
どうやら僕はバビ市さんの芝居に巻き込まれてしまったようだ(^^
驚きつつバビ市さんに相槌を打ちながら彼の話を聞く。
すると彼は探偵手帳を取り出し、こういってきた。
「この手帳しっかり読んだ!?登場人物の名前くらい覚えてるわよね!?戦いはもう始まってるのよ!そこのと ころ分かってる!?」
ミステリーナイトに参加するにあたっての基本的注意事項を力説するバビ市さん。
頭を縦に振りながらこのとき僕はこう思っていた。
まずい。バビ市さんの役名なんだったっけ?
少し前までは確かに覚えていたはずなのにバビ市さん、そして他の皆さんの役名がなかなか出てこない。
もし今役名を尋ねられたらどうしよう、そう思っていたが、どうやら席に座るため、僕の元を離れるようだ。
もし今役名を尋ねられたらどうしよう、そう思っていたが、どうやら席に座るため、僕の元を離れるようだ。
ああよかった、と思っていたら・・・
(くるっ(バビ市さんが僕のほうを振り返る音))
「ケータイの電源は切った!?」
「わはは!(観客の爆笑)」
僕(うおっ、まさかの不意打ち!?)
これまたイベント参加にあたっての注意事項を守っているかどうか尋ねられた。
ケータイの電源はもちろんオフにしてある。だがバビ市さんはそれだけでは不満らしく、
「じゃあ皆さんの見てる前で電源をオフにしましょう。はい立って!」
座席から立たされることになった。
図らずも400人の探偵たちの注目を集めることになる僕。
いったいなんでこんな目に・・・そう思いながらも立ち上がる。
いったいなんでこんな目に・・・そう思いながらも立ち上がる。
僕が立ち上がるのを確認すると、バビ市さんがケータイを取り出し、一緒にスイッチを切るよう促してきた。
このとき彼の携帯電話が目に付いたのだが・・・
その表面にデコレーション用のストーンがぎっしりとついていたw
(すごいデコレーションだなぁ・・・)
そう思いながら携帯電話を取り出し、一緒に電源をオフにする動作をする。
そう思いながら携帯電話を取り出し、一緒に電源をオフにする動作をする。
電源がオフになっていることが確認できたら満足したのか、改めて席に向かうバビ市さん。
いきなり絡まれて驚いたが、これもまた舞台ならではの演出だよな。いやあそれにしてもこんなことあるもんだn・・・
(くるっ(バビ(ry
「雨すごかったわよね!?」
「わはははは!(観客の大爆笑)」
僕(まだ来るかい!!?)
その後二言三言かけられ、ようやく彼は去って行った。
同時に(僕にとっての)嵐のような時間も去っていった 。
あ~疲れた・・・
さて席に向かうバビ市さん。通路を歩きながらこういいました。
「誰も目をあわさない~」
僕の一件もあってか、誰一人バビ市さんの方を向こうとしない探偵たち。
その後、
その後、
「ああ、あった、ここが私の席ね」
座席の中央の部分にひとつだけあった空席に腰掛けるバビ市さん。実はそこはもともとバビ市さんが座ることになっていた席。その隣に座っていた方も少しバビ市さんに話しかけられ困惑気味。
座席の中央の部分にひとつだけあった空席に腰掛けるバビ市さん。実はそこはもともとバビ市さんが座ることになっていた席。その隣に座っていた方も少しバビ市さんに話しかけられ困惑気味。
しかし僕に絡んだことで満足したのか、あるいは劇の進行の都合上なのか、先ほどのようなやり取りはなく、
代わりに
「ちょっと誰か、ビールちょーだーい!!」
とビールを要求する始末。まあおそらくこれも芝居なんだろうと思っていたら・・・
「はーい!!」
とステージ前方から一人の女性が、本当に缶ビールを持って現れた!
このやり 取りがいつまでも続くのか、そう思っていたとき・・・
会場内に鳴り響くあの音楽!!
そう!例年ミステリーナイトに参加し、そしてこの記事を読んでくれている方なら気づくであろうことがまだ起 こっていなかったのだ!
これを聞いてバビ市さんは
と妙に説明的なせりふで曲がかかったことを喜ぶ(^^
そして曲を聴きながら2人は退場。
そして曲を聴きながら2人は退場。
だが残念なことに僕が一番気に入っているフレーズが流れる直前でフェードアウトするというまさかの事態・・・
あの部分を流さないでどうする!?
さてこの曲がどんな曲か気になった方はミステリーナイトのPVをご覧になることをお勧めする。
BGMになっているのがこの曲です。
BGMになっているのがこの曲です。
それにしてもこの曲、本当にCD化してくれないだろうか・・・
さてさて前置きが非常に長くなったがいよいよ事件の始まりである。
名探偵ニコリの事件簿2012 第2話・・・
バビ市編 完!!
レポートは「第3話 事件編」へと続きますよ~。