ミステリーナイト2013 イスカの嘴 ~新たな夏の証言者~ 第4話
名探偵ニコリの事件簿2013
イスカの嘴(はし)
~新たな夏の証言者~
第4話 捜査編 その2
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第1話
第2話
第3話
0:15AM ヒントビデオ観賞
このミステリーナイトで入手できるヒントはヒントルームのヒントだけでなく、客室内のテレビで流れるヒントビデオというものがある。
このビデオには事件の関係者や周辺人物、事件の捜査に当たっている警察関係者らの証言が聞けるのだ。
この中にも重要なヒントが隠されているので必ず見るように。
今回はミステリーナイトではおなじみの役者さんが事件当日現場近辺にいた人物や、被害者の同僚という人物にふんして証言をしていた。
登場したのは、KONTAさん、メイビさん、樋渡真司さんの3名。
メイビさんや樋渡さんをヒントビデオで見るのは初めてでなんだか新鮮だったけど、この方々はぜひ舞台上で見たかった、そう思いながらヒントビデオを観賞した。
さあ、これですべての手がかりが出そろった。いよいよ最終推理スタート!!
0:30AM 最終推理スタート!!
全ての手がかりが集まった。いよいよ事件の真相を推理することになる。
その推理は、質疑応答コーナー終了後に配布された「逮捕状」に記載することになる。
逮捕状とはミステリーナイトにおける解答用紙であり、ここに事件の犯人、トリック、動機などを事細かに書くのだ。
主な構成は、最初は事件についての概要を穴埋めで回答し、その後は各設問に自由記述形式で答える、というもの。
逮捕状には毎回びっしりと文字を書くことになる。
逮捕状提出締め切りは深夜3時。だが事件を推理しているとあっという間に3時になってしまう。
だから逮捕状はわかる部分からひとつずつ埋めていったほうがいい。
しかし…
どれだけヒントが集まっていてもまったく真相が見えてこない。
毎年思うことなのだが、「ヒントは本当にこれですべてなのか?」「これだけで事件の真相がわかるのか?」
とあまりにヒントが足りないように思う。
毎年思うことなのだが、「ヒントは本当にこれですべてなのか?」「これだけで事件の真相がわかるのか?」
とあまりにヒントが足りないように思う。
そんなときに役立つ情報を2つ。
ひとつは「お助け探偵局」を利用することである。
これは自分の部屋の内線電話から特定の番号にかけることで利用できるサービスであり、
事件について不明な点があった場合、そこに電話をして気になる点を質問できるのだ。
ただし、事件の真相に関するずばりな質問(例 犯人はこの人ですか?)は当然NGである。
事件について不明な点があった場合、そこに電話をして気になる点を質問できるのだ。
ただし、事件の真相に関するずばりな質問(例 犯人はこの人ですか?)は当然NGである。
もうひとつは「情報交換コーナー」を利用することである。
イベント会場の一角を参加者のために開放し、そこでほかの参加者同士が集まって共同で推理したり、わからない点があったらたずねてみたりすることができるようになっている。
会場には丸テーブルがいくつもおいてあり、基本的に空席ならばどこに座ってもかまわない。
初参加の方は声をかけづらいかもしれないが、「ここいいですか?」から始めて推理の話を切り出してみるのもいいかもしれない。
会場には丸テーブルがいくつもおいてあり、基本的に空席ならばどこに座ってもかまわない。
初参加の方は声をかけづらいかもしれないが、「ここいいですか?」から始めて推理の話を切り出してみるのもいいかもしれない。
この2点はいずれも推理をするうえで手助けになるはずなので積極的に利用することをお勧めする。
話を僕の推理の様子に戻そう。
謎を解くカギはすべて舞台上で演じられた劇、配布されたヒントツール、ヒントルームにて提示されたヒント、そして客室で上映されたヒントビデオの中にある。
まずは再度ヒントの内容を整理しようと1枚ずつヒントの内容に目を通す。
そんな中、
「これはどういうことだろう…?」
と思う出来事があった。
あるヒントと別のヒントで矛盾が生じてしまっているのだ。
少なくとも僕の知る範囲では今までこのようなことはなかった。これは事件のトリックにかかわることなのだろうか。
そう思いながら確認をしてみようと先ほど述べたお助け探偵局に聞いてみた。
すると…
「申し訳ありません。それはこちらの記載ミスです…」
おい!!!!
なんとヒントの中に間違った情報を記載していたのだ!
早目に気付いたからよかったものの、下手したらこれも事件のトリックに関係するものではと混乱したまま推理する羽目になるところだった。
人は誰しも間違いを犯してしまうが、こういう間違いだけは二度とごめんである。
人は誰しも間違いを犯してしまうが、こういう間違いだけは二度とごめんである。
さて気を取り直してヒントの吟味に戻っていくと、再び気になる点があった。
今度はヒントの矛盾というものではなく、何か事件の真相にかかわりそうなもののようだ。
そしてこのヒントからふと思い起こされたある人物の行動…
よし、この点について確認してみよう!
そう思い僕は再びお助け探偵局へ。
僕の質問に対して丁寧に回答してくれる探偵局。そしてその回答を聞いて僕は半ば確信した。
「間違いない!この人が犯人だ!!」
この時午前1時。なかなかいいペースで推理が進んでいるなあと同時に、逆に簡単すぎてどこかに罠が潜んでるんじゃないかと疑う気持ちがわいていた。
その後、さらにヒントの吟味を続け、自分の推理が正しいかどうか検証を続ける。
そして、九分九厘自分の推理が正しいであろうと結論付け、逮捕状の作成に取り掛かった。
そして、九分九厘自分の推理が正しいであろうと結論付け、逮捕状の作成に取り掛かった。
犯人の正体、使用したトリック、犯行時刻に取った行動、動機等を逮捕状にびっしりと書いていく。
そして2時30分を回ったところで逮捕状完成。夏のミステリーナイトでは自己最速記録で逮捕状を作り終えた。
もしかしたら入賞、あわよくば最優秀賞がとれるのでは、と妙な期待を抱きながら逮捕状提出に向かった。
2:50AM 逮捕状提出
逮捕状はホテル3階の特設カウンターに提出することになっている。その周囲には先述した情報交換コーナーが設けられており、探偵たちが事件の真相を突き止めるべく、お互いに推理を提示し合っている。
その様子を見ながら僕はカウンターに向かい制限時間10分前という異例の速さで逮捕状を提出。
ミステリーナイトで一番大変な部分が終わった。
その後、ミステリーナイトやリアル脱出ゲームを通じてであった幾人かの探偵たちと合流。
お互いの推理について話し合う。
それを聞いた結果ではやはり僕の推理は正しいように思える。
それを聞いた結果ではやはり僕の推理は正しいように思える。
そして午前3時。スタッフが逮捕状提出締め切り時刻を告げる。
探偵たちは一様に逮捕状を提出したのち、部屋へと戻って行った。
僕も同様に部屋へ戻り、一日の疲れを落とすように風呂に入り、就寝。
「おやすみなさい・・・Zzz・・・」
探偵たちは一様に逮捕状を提出したのち、部屋へと戻って行った。
僕も同様に部屋へ戻り、一日の疲れを落とすように風呂に入り、就寝。
「おやすみなさい・・・Zzz・・・」
時刻は4:00AMだった。
「最終話 解決編」に続く