名探偵ニコリの事件簿2018 ダブルフォックス ~騙し合いの末路~ 第2話

名探偵ニコリの事件簿2018

ダブルフォックス
~騙し合いの末路~

第2話 事件編


関連記事はこちら。




プロローグ編にて、ミステリーナイトは「事件編」「捜査編」「解決編」の三部に分かれると書いた。
ここからはこの部単位で僕の行動内容を書いていこうと思う。
まずは事件編からである。



PM 9:00 事件編開演!

開演時刻の午後9時を迎え、ステージ上に見覚えのある女性が登場した。
ミステリーナイトの司会者である岩本さつきさんである。
毎回彼女の歓迎のあいさつ、そして今回の事件に関する簡単なあらすじ紹介を経てからミステリーナイトは始まる。
当然のことながら彼女を見かけるのも2年ぶりである。
岩本さんは劇中には全く登場しないが、それでもおなじみの方にまた会えたことはうれしかった。
そして、


事件編開演です!!


の宣言で会場の灯りがゆっくりとおち…



ついに事件編開演!





そして、平成最後のミステリーナイト開幕である!!



今回の事件のあらすじはこちら。(公式サイトより引用)

-----------------------------------------------------------------------------
警察はある詐欺事件を追っていた。
その手口は巧妙で犯人グループのアジトは常に転々としており、
いつも雲を掴むように「ガサいれ」の直前に逃げられてしまう。
業を煮やした警察は秘密裏に一般のハッカーを雇うことにした。

ある日…。

「みつけた」という言葉を残してハッカーがNETから消えた。

ハッカーのパソコンから犯人グループのアジトを示す文書が見つかる。
そしてついに、辿り着いた雑居ビルのアジト。
その荒れ果てた部屋で恐怖の出来事が待ち受けるとは、そのとき誰も思わなかった…!

-----------------------------------------------------------------------------

…なかなか緊迫感のあるストーリーではないでしょうか。

しかしミステリーナイトで上演される演劇は、演劇として観るだけでも楽しめる要素を多く盛り込んでおり、また、探偵たちの緊張感を和らげようと、シリアスな物語であっても時にコミカルなシーンも演じられる。それもまたこのイベントの魅力となっている。

さて今回の舞台だが…








いきなりの見事な出オチから始まった!





あの男、というべきかあの女といったほうがいいのかわからないアイツがいきなり登場するのだ!






…ミステリーナイト常連参加者には誰が登場したのかはお分かりだろう!







あえて名前は書かないが…(^^;;;;






そして、見事な時事ネタぶっこみwwww
当然こいつに会うのも2年ぶりだが相変わらずだな!wwww
そう思いながら事件編の鑑賞に集中する。

…今年のミステリーナイトに参加してない方、今までミステリーナイトに参加したことのない方には何のことかさっぱりわからないだろうが、ネタバレ防止の観点から、ここからこの報告記事はこんなことが多々あるのであしからず。

…ともあれ事件編は始まった。
警察関係者と犯罪組織。それぞれの内部での物語が交互に描かれていく。
さらに事件編は、舞台演劇らしく役者さんが観客席に設けられた花道を通ることもある。
僕の席はこの花道のすぐ隣にあったため、ある役者さんが登場シーンで僕のすぐ真横を通っていた。
その役者さんが…




樋渡真司さんだった!!!!


樋渡真司(ひわたし・しんじ)さんは今回の出演者の中での最古参であり、出演回数は20回ほどになる!
近年ミステリーナイトは新しい風を取り入れようとしているのか、役者陣を一新して開催することがある。
毎回新しい役者さんが登場するのはいいことだが、一方でそれまで登場していた役者さんが出演しなくなったことに一抹の寂しさを覚えたこともある。
そんな中、樋渡さんは今回も出演され、しかも僕の真横を通ったというので否が応でも盛り上がった!
おなじみの役者さんを間近で見られたのは本当にうれしい!!


…とこうして役者さんに興奮してばかりいると、肝心の劇の内容を見逃してしまう(^^;
ここで心を落ち着かせて事件編に意識を集中させる。

ではここで事件編鑑賞にあたっての注意事項を説明しよう。

ミステリーナイトにおいては、劇は一度しか上演されず、さらに録音・録画・写真撮影は一切禁止されているため、事件を捜査する過程で事件編の内容を再確認することはできない。
そのため、事件の捜査にはメモを取ることが必要となる。
観劇しながら注目すべき場所についてはメモを取る、というのはミステリーナイトならではである。

しかし、気になる点は次から次へと現れ、また、会場は非常に暗いため、なかなかメモを取ることはままならない。
だが、ペンライトなどの灯りを使ってメモをすることは厳禁である。
そのため、どちらかというと…



記録よりも記憶


が大切となる。

探偵としての記憶力を頼りに推理を進めていこう。




こうして物語は進んでいく。そして…







事件編の終盤あたりで双子ものならではの出来事が起きた!

これはミステリーではよくある物だが、これが映画やドラマなど、すでに編集されたものではなく、演劇というリアルタイムイベントで再現されていたのだから驚きである!!
どんなシーンなのかはなんとなく想像はつくだろうがあえて書かないでおこう。
実際に参加して自分の目で確かめてみてほしい。


その出来事が起きた後…










ついに恐るべき事件が発生!!








突然の怒涛の展開に理解が追い付かない!!




果たしていったい何が起きたのか!?





第3話 捜査編に続く。