ミステリーナイト2015参加報告 第2話
9：00PM 事件編開演
ミステリーナイトの司会進行役・岩本さつきさんによる歓迎のあいさつ、そして事件の概要説明に続き、事件編開演。ついに長い夜が幕を開けた。
今回の事件の内容はこちら。
かつて英国の人々を魅了したクラシック寝台「ワンダーランド・エキスプレス号」。
このたびこの寝台列車を復刻した特別列車が、日本で運行されることとなった。
それに伴い鉄道会社では、有名なミステリ作家たちを招待し、「ワンダーランド・エキスプレス号」をモチーフにした小説を書いてもらうという企画を立ち上げた。
華やかな開通式に見送られて駅を出発した「ワンダーランド・エキスプレス号」。
しかしその後、列車内で不可解な事件が発生した。はたしてこの事件の真相は…？
というもの。
あらすじを聞くとアガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」を連想する方もいるかもしれない。
もちろんオリエント急行殺人事件をそのまま演じるわけではないし事件の内容も全然違うが
古き良き時代を再現した列車で本格ミステリを味わえるのは推理ファンにはたまらない内容であろう。
さて、ついに始まった事件編だが、今回も昨年同様…
ミステリーナイトのテーマ曲が流れなかった…
このミステリーナイトにはテーマ曲があり、イベント開始前には必ず流れているのだが、今回もこの曲がかからなかった。
僕は密かにこの曲を気に入っていて、昨年は流れなかったので今年は聞きたいなと思っていたのだが流れなかったのは残念である…
しかし、今回のオープニングは今までにない演出となっており、その演出に会場中から「おおっ！」と歓声があがっていた。
さらに今回は舞台転換にもかなりの手間をかけていて、今回の企画がいかに特別なものであるかがわかる。
舞台としてみるだけでも価値のあるものであろう。
どんなオープニング、演出なのかはぜひ自分の目で見て確かめてほしい。
さて話を戻そう…と思うのだが、舞台の内容はネタバレ防止のため、どうしても書くことができない。
毎度思うことだがこれが謎解きイベントの参加報告を書く上で非常につらいことである。どうにかならないものか…
と愚痴をこぼしても仕方ないので書ける範囲で書こう。
まずは序盤戦。出発したワンダーランド・エキスプレス号のとある車両に次々と集まってくる登場人物たち。
おなじみの役者さんや今回初参加の役者さんが次々舞台に登場する中、最後に…
九十九一さん登場！！
今回九十九さんが演じるのは本格ミステリ界を牽引する大御所ミステリ作家。
そんな大御所らしい出で立ちで颯爽と現れた様を見て僕は心の中で
「九十九さん、お帰りなさい！！」
と声を上げていた。
やはりミステリーナイトは九十九さんがいないと始まらない！！
この興奮を何とか抑えながら舞台に集中する。
華やかな豪華列車とは裏腹に見え隠れするどす黒い感情。交錯する思惑。突如発生する不測の事態…
そして…
ついにワンダーランド・エキスプレス号で
恐るべき殺人事件が発生してしまった！！！！
果たして豪華列車で何が起きたのか！？
第3話 捜査編に続く。
