ミステリー・ザ・サード2014 マーダー・コミュニティ 我らが街の悪夢 後編

名探偵ニコリの事件簿2014秋

マーダー・コミュニティ 我らが街の悪夢

後編


 
街への大型ショッピングモール建設を巡って紛糾してきただいだい商店街の人々。
これに関するある会合の中で突如参加者の一人が死体となって発見された。
果たしていったい何が起きたのか…?
事件の真相を解き明かすべく、いよいよ会合参加者としてイベントに来ていた客たちは探偵として活動を始めるのである。

まずは「現場検証」である。

実際に事件が起きた現場に出向き、スタッフの案内のもと、死体の様子やその周辺の状況について観察し、何か不自然な点はないかなど、事件解決の手がかりを自分で見つけ出すのである。

この現場検証に関して特筆すべき特徴がある。それは…






死体があること





である。
とはいっても本当の死体ではなく、被害者役の役者が倒れたままじっとしているだけではあるが…

ミステリーナイトでは事件が起きたとしても、物陰に死体が隠れていたり(例 部屋の中で誰かが殺されていて、第一発見者は窓から中を覗いて死体を発見する)、死体があったとしてもそれは舞台の上での出来事なので、実際に死体に近づくことはない。

しかしミステリー・ザ・サードでは実際に現場に出向き、死体も含めて状況を観察することになる。これもリアルタイムイベントだからこその特徴である。

現場の状況をつぶさに観察し、何が起きたのかを推理する。しかしこれだけでは情報が足りない。
そこで、イベントの内容に応じて情報の内容は異なるが、参加者には更なる情報が与えられることになる。

よくあるのが「警察からの情報」である。

事件の通報を受けて警察も現場検証を行い、その結果明らかになったことが参加者たちに提示される。
今回発生した事件についての内容だったり、被害者や容疑者の人間関係や周辺で起きている出来事だったりと内容はさまざまである。
だが、この中にも事件の真相につながる重要な情報が隠れていたりすることもあるので必ずチェックするように。


こうして事件に関するすべての情報が提供された。そして、犯人の正体やその人が犯人である理由、トリックなどを記載する「逮捕状」が配布され、いよいよ事件は探偵たちの手にゆだねられる。

だが…



逮捕状作成にかけられる時間は…





なんとたったの1時間!




少ない!あまりにも少ない!!

ミステリーナイトでは夜通し推理するため、推理時間はおよそ3時間ほどである。まあそれでも短いのだが…

その3分の1の時間で推理をする!しかも提示されたもの以外の手がかりについてはすべて自分で見つけなければならない!
これがいかに大変かわかっていただけるだろうか(^^;;


だが、1時間で推理しろというのならば仕方ない。どこまでできるかわからないがやるしかない、そう思いながら僕は推理を始めた。



さてその推理の様子なのだが…



今回の事件に関してはこれを話すことすらネタバレになりそうな気がするので一気に逮捕状提出の段階まですっ飛ばすことにする(^^;;
いつも以上に何もわからないレポートになって本当に申し訳ないm(_ _)m



1時間に及び頭をフル回転させて推理をしたのち、僕は僕が思う事件の真相に何とかたどり着いた。その内容を逮捕状に記載し、提出。
当たっているといえば当たってるし、間違っていると思えば間違っていると思える推理ではあるが、ぜひ当たってほしい、そう思っていると事件推理中は退席していた会合スタッフたち(役者たち)が再び集合。いよいよ解決編がスタートした。

スタッフたちは今回発生した事件についていろいろと情報を整理し、事件の推理を試みる。
やがて推理の結果、事件の驚きの真相が明らかに!

その大筋だが、僕の推理内容と当たっていた!
あとは犯人が当たっていればOKだ!


そして明らかになった真犯人の正体。それは僕が犯人と予想した人物と…
























同じ人物であった!!






よし!やった!犯人も大筋も正解!これはもしかしたらもしかするかも!?
そう思いながら物語の続きを確認する。


推理後は犯人の自供により犯行動機が明らかになり、そしてそこで今回の物語は終了。
役者さんたちも役を演じ終え、ここで初めてミステリー・ザ・サード参加へのお礼のあいさつが行われる。
役者のみなさん、お疲れ様でした。

その後はプロデューサーの城島さんによる模範解答の発表へ。

回答を聞いて、「僕の推理通り!」と思うところもあれば「なるほどそういうことだったのか!」となるところもある。
やはり細かいところではまだまだ詰めが甘いなあと思いつつも、今回はもしかしたら…と期待感があった。

模範解答発表後はいよいよ表彰式。事件の真相を解明した優秀な探偵たちが紹介され、商品が手渡される。

第5位、第4位…と表彰され、入賞した探偵たちは喜びながら賞品を受け取る。

そして第3位からは優秀名探偵の証である探偵バッジがもらえる。
3位、2位は銀バッジ。そして1位の最優秀名探偵には栄光の金バッジが贈呈されるのだ。

第3位!…




呼ばれたのは僕の名前ではない…






第2位!!…





呼ばれたのは僕の名前ではない……






そして、第1位!最優秀名探偵!!呼ばれた名前は……







































名探偵ニコリさん!!

(注:実際は本名が呼ばれました)













2006年7月、ミステリーナイトに初めて参加し、その後いろんなミステリーイベントに参加して推理に臨むも頓珍漢な推理で迷探偵になり、犯人は当たっても細かいところで点が取れず入賞できなかったなど、いろんなことがあって早8年。




ついに!



ついに!!




ついにその時は来た!!





最優秀名探偵賞受賞!!




その瞬間、僕は座席にて両腕を高々と掲げ、万感の思いで

「よっしゃーーーーーー!!!!」

と叫んだ!!

役者のみなさん、スタッフのみなさん、そして参加した探偵のみなさんの拍手で祝福された。
みなさんありがとうございます!!

そして、特に僕の周りの座席の皆様、突然叫んでしまってごめんなさい(^^;;


ガッツポーズ&勝利の雄たけびののち、表彰式スタート。

出演者の鈴木コウヤさんから表彰状を授与され、さらにある方々から、次回のミステリー・ザ・サードで使える1万円分の割引券、そして名探偵の証である念願の金バッジ授与!!
さらに出演者の皆様に囲まれての写真撮影!!
もう本当にうれしい!!

出演者のみなさん、本当にありがとう!!


一通り騒いだ後、その後は勝利者インタビューへ。

このインタビューの内容も実はネタバレになりそうなので省略させてもらうが、そのインタビューの中で、今回のミステリー・ザ・サードにおいて僕があることで「第1号」となったらしいことが発表された。
このことで実は城島さんや役者さんから祝福&感謝の言葉をもらうことになった。

これ以上のことは書けないが(まあこう書いたこともネタバレになりそうな気がするが)、この件については「そうだったのか!」と驚くと同時に最優秀名探偵賞を受賞した以上にうれしい気持ちになった。




ちなみにガッツポーズのことでは

もちろんないのであしからず(^^;;



そして勝利者インタビューを終えたのち、表彰式は終了。
最後は役者の皆様のあいさつ、そして演出を手掛けた岡部たかしさんから

「今度は当てさせねーからな!!」

いう謎の挑発を受け、ミステリー・ザ・サードは無事終了。

参加したみなさん、お疲れ様でした!!



こうして見事大勝利を収めた今年のミステリー・ザ・サードは終了。
ミステリー・ザ・サードはミステリーナイト以上に難しく、そして今回の事件は過去最高の難易度を誇るらしい超難問だったので、そんな事件を見事解決し、最優秀名探偵賞が取れたのでその喜びもひとしおです!

しかし、解決編を見たり模範解答を確認すると、まだまだ細かいところで失点していたため、完璧といえる推理ではなかったなと思ってます。
もっともっと推理力を鍛えて上位入賞を連続できるよう、さらなる高みを目指そう!そう思いながら帰路につきました。

次の事件は2015年お正月のミステリーナイトWinter!
来年も新年早々事件に巻き込まれるせわしないお正月になりそうです。
でもどんな事件も推理力を発揮して解決してやるぜっ!!








名探偵ニコリの事件簿2014秋

完!!!!


もう迷探偵なんて言わせないっ!(^^;